熊本県倫理法人会

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8月28

【水俣芦北】永田靖・会長が講話

令和3/8/25(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

8月25日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、水俣芦北倫理法人会 永田靖・会長(永田渉税理士事務所所長代理)が、「3年間の単会会長を経験して」をテーマに話されました。以下は、講話の要旨です。

3年間ただただ一生懸命先頭に立って走ってきた感じがしますが、自分一人では何もできなかったと思っています。皆さんの力をいただいての3年間だったと本当に感謝しています。

モーニングセミナーには、入会してから毎週必ず参加すると決めて、今まで皆勤賞で参加してきました。会長になるまでは自分のために学んできましたが、おかげさまで率先して明るい挨拶ができるようになりました。一緒に倫理活動をしている皆さんのいいところ探しをして、頑張っておられるところを認め、そのことを他の会員の皆さんにも伝えることを意識してきました。

ご仏壇や神棚にお参りするとき「お願いします」というのは、言葉の裏側に「足りません」というメッセージがあると聞き、「感謝しています」「ありがとうございます」と、事に臨む前にお礼を言うようになりました。例えば「合格させていただいて、ありがとうございます」と最初から感謝の言葉を述べれば、ご先祖さまも聞いて下さると信じて実践しています。

会長になってからは、いろいろな行事に取り組む姿勢が変わってきました。モーニングセミナーだけでなく、夜に開催される「経営者の集い」や「倫理経営基礎講座」にも参加するようになりました。朝食会にもできる限り参加するようにしました。約100人の会員さんがいても知らない方が多かったです。月1回の例会も年1回の総会もなくて、最初とまどいがありました。わたしは、会長として水俣芦北倫理法人会の看板を背負っているので、様々な会合のその場にいるようにしよう、と決めました。そして、そこで得たことをできるだけ共有し、頑張っている人を見て、それを伝えようと努めました。

会長の仕事として、全会員さんに誕生日の贈り物を届けさせてもらって良かったと思っています。11軒回りながら事業所の場所を知り、改めて事業内容や現状を理解することができました。会員の社長さんに会わない場合が多く、奥様や会社員の方へお渡しすることが多かったのですが、つながりを持てて良かったです。ささやかなつながりですが、3年間これを実行できたことは有意義でした。

1年半前からコロナ禍が始まり、イレギュラーがたくさんありました。会員さんのためにどうするか考えて、皆さんからZOOMの活用などの提案がありリモートでモーニングセミナーに参加できるようにしました。昨年7月には芦北地区の豪雨災害がありダブルパンチを受けて、会の存続も危惧しました。しかし、早速取り組んだ単会としての支援活動に始まり、熊本県倫理法人会や全国の会員の皆様から、人的・物的支援をいただいたおかげで、多くの会員に留まっていただいたことを感じます。

普及については、知らないところに行くことはしり込みしていましたが、視点を変えることにしました。「壁にぶち当たって、ちゃんとできないから学ぶ場があり、仲間がいてその姿から学ぶ。そういう仲間が必要。身近なところに学ぶ場があるので、共に学びましょう」と伝えます。最終的に、本当の悩みがあるならば「倫理指導」を受けることが出来ます。

他人のために伝えようとしたら、倫理の良さを理解するようになりました。倫理の学びは、自分のためになっていなければ意味がない、家族のためになっていなければ意味がない、わが社のため、社会のためなっていなければ意味がない。私達には小さな「ためになっていること」が必ずあります。普及は、悩んでいる方にそれを伝えさえすればいいのだと思います。今でも身近な人にしか伝えられないけど、倫理に対する理解については、一番変わったと思います。ご清聴ありがとうございました。