【水俣芦北】「人生の羅針盤」テーマに、伊藤慶輔・八代北副会長が講話
令和3/6/9(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー
6月9日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、八代北倫理法人会 伊藤慶輔・副会長((有)Prime1 代表取締役)が、「人生の羅針盤」をテーマに話されました。以下は、講話の要旨です。
今から5年前に倫理法人会に入会しました。商工会青年部総会で隣に座った方からセミナーに誘われたのがきっかけになりました。八代中央倫理法人会のセミナーに参加したとき、「企業経営の基盤は家庭経営だよ」というお話を聞いて、自分の心に突き刺さりました。
当時は、熊本地震が起きたばかりで、その時に僕の初めての子供が生まれました。同時に保険の仕事でとても忙しくしていました。家のことと保険の仕事で忙しい時期で、どうしたらいいか悩んでいた時に、「今は、家庭に目を向けていいのだ」という気持ちが自分の中に生まれました。すると気持ちが楽になりました。こういう学びをするところが倫理法人会と知って、入会を決意しました。
倫理法人会では、「心の経営」と言います。目に見えない世界の力を使って、見える世界を変えていくという学びです。
心は見えませんが、存在することはわかります。たとえば、大好きな人に会ったとき、ワクワクドキドキします。そういう時人は、ポジティブになり、ニコニコしています。ポジティブな表情になり、明るい声になります。行動も積極的になります。それは、心がポジティブになっているからだと思います。こうした心の世界を学ぶのが倫理法人会だと思います。
自分がマイナスの心の状態で接すると、マイナスの反応があり、鏡写しのように自分に返ってきます。自分の心の在り方が、相手を通して返ってきます。ところが、人は先に目の前の現状を変えたがります。その前に、自分の心を先に変えないといけないわけです。そうしないと相手は変わらないです。
心にはポジティブになったり、ネガティブになったり、波があります。それを真っ直ぐにしていくのが倫理の学びだと思います。人の話を聞くことによって、自分の気づきが芽生えてくる。心の曇りが解けたり、ネガティブ思考がなくなって心が軽くなります。
通常は、知って、わかってから、実行するのですが、倫理は、まず実行する、実践しなさいと言われます。何も言わずにやるというすなおな心が求められます。人の言うことをすなおに受け入れていく。自分の心を育てていく訓練だといえます。
2年前に、後継者倫理塾が始まり、第1期生として学びました。最初は我が出て来て目立とうとしていたと思います。途中で気づいて、若い後継者になる人たちをサポートするのが自分の役職だと思うようになりました。
昨年6月から、100日実践として、毎朝自宅から実家までの往復5kmを走って行ってお墓に参り帰る計画を立てました。途中から、ペットボトルに水を入れて持って行き、お墓を磨いてタオルで吹き上げるようにしました。すると10月くらいから毎日のように、保険の新規契約の電話が鳴るようになり、営業成績がギュンと上がったのです。初めての倫理体験でした。
「万人幸福の栞」の中に「やればできる」(第3条、37ページ)とあります。その前に「努力がすべてである」と書いてあります。人は皆、ダイヤモンドの原石と言われますが、ダイヤモンドの原石はダイヤモンドでしか磨けません。人間同士で磨きあって高めていかないと本当のダイヤモンドにはなれないと、倫理は教えてくれています。
ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。