熊本県倫理法人会

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6月08

【水俣芦北】平江大八・葦北鉄砲隊隊長が講話

令和3/6/2(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

6月2日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、葦北鉄砲隊 平江大八・隊長(平江商店() 代表取締役)が、「鉄砲隊の活動で知った日本文化の誇り」をテーマに話されました。以下は、講話の要旨です。

平成の葦北鉄砲隊は、平成152003)年の秋に結成されました。この町にかつて鉄砲隊があったということで、芦北町から鉄砲隊設立の要請がありました。クレー射撃のチームにいたこともあり、私に声がかかりましたが、恰好や打ち方など全くわからないところからスタートしました。

そして、芦北町より三つの目標を与えられました。①現代に鉄砲隊を蘇らせること②葦北鉄砲隊を日本一にすること③葦北鉄砲隊の名前を世界に広めること。

早速、種子島で鉄砲隊の演武大会があると聞いて、それに参加することにしました。鎧兜(よろいかぶと)の姿や幟旗(のぼりばた)、演武大会では想像を超えた迫力に圧倒され感動して帰って来ました。何もわからず最初は剣道着と黄色い鉢巻で参加して恥ずかしい思いをしました。これではいけないと思って帰ってから早速隊員集めを始めました。PTA,クレー射撃、空手道、商工会などの後輩を手当たり次第つかまえて引っ張り込みました。

学芸員より葦北鉄砲隊の歴史を学び、加藤清正公から細川藩までつながる稲富流砲術の鉄砲隊だと知りました。火縄銃や鎧などの装備を集める中に、葦北鉄砲隊のことをテレビで知った人から火縄銃の寄付がありました。テレビの「開運なんでも鑑定団」に申し込んだら、選ばれて東京のスタジオまで行きました。200万円の値段がついて、伝来期に近い貴重な火縄銃だとわかりました。

そのテレビ出演が縁となり、開運なんでも鑑定団鑑定士の澤田平先生との出会いがあり、最終的に稲富流砲術の免許皆伝に繋がり正式な稲富流砲術の継承団体となり①の目標を達成しました。

創隊5周年を記念して、火縄銃サミット火縄銃演武大会を芦北町で開催し、全国から20数団体が参加しました。その時に、澤田先生から「葦北鉄砲隊は、日本一の鉄砲隊」として評価していただき②の目標を達成しました。

その後「ねんりんピック2011熊本」総合開会式で演武披露、「水銀に関する水俣条約外交会議」(2013,熊本城)、「ラグビーワールドカップ2019(TM)」(熊本県民陸上競技場)などの公式演武を含み通算600回以上の演武活動を行い、最後の➂の目標を模索しながら海外演武として英国、韓国、米国ハワイなどにわたって演武を行ってきましたが、葦北鉄砲隊を世界に知らしめるところまではいきませんでした。そこで、ギネス世界記録を狙いました。2014928日、芦北町御立岬海浜公園で全国火縄銃サミットを開催し、251名での一斉射撃に挑戦して成功し、ギネス2016年版に掲載され、郷土芦北と葦北鉄砲隊の名前が全世界知られることになり、➂の目標を達成しました。

またこれらの活動を通して、火縄銃の伝来は単なる武器の伝来ではなく、日本のツール(Tool)の文化から機械(Machine)の文化に変わる、日本の工業技術の考えを一変させる歴史的出来事だったこともわかりました。また海外遠征での文化活動を通じて、文禄慶長の役で加藤清正公と共に朝鮮出兵した歴史がある鉄砲隊ですが、韓国の京畿道実学博物館に招請されて、日本から朝鮮への火縄銃の伝来が韓国の工業技術にも大きく影響を与えたことも知り、またハワイのおいても我々の火縄銃を通した国際交流が、途切れていた日系人のルーツを再び結ぶことにも繋がり、微力ながら国際親善にも貢献出来ました。これらの鉄砲隊の活動を通じて、「一人ではできない・感謝の気持ちで接する・文化活動が世界の壁を越えて縁を結んだ・日本の文化に誇りを持って伝えていくことの大切さ」などを学ぶことができました。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。