【水俣芦北】高木将希・玉名専任幹事がMS講話
テーマ:「倫理を学んでからの心の変化」
令和6年2月10日(土)の第1348回経営者モーニングセミナー(MS)では、玉名倫理法人会 高木将希・専任幹事((株)あんしんネット取締役)が「倫理を学んでからの心の変化」をテーマに講話を行いました。「苦しみに遭遇した時、正面から向き合い自分の行動を変えたところ、状況が良くなった」という体験に感動しました。以下は講話の抜粋です。
・僕は平成元年11月8日、熊本県和水町(旧菊水町)生まれ、34歳。酪農家の4兄弟の三男として仲の良い両親のもとに育った。小学時代は水泳、中学・高校・大学時代は駅伝や陸上の部活動を頑張った。
・今まで人との出会いがすべての始まりであり、そのレールに乗って生きて来た。中学校で陸上の恩師と出会い、陸上の楽しさを教えていただいた。高校時代は、陸上顧問の先生宅に下宿して陸上を頑張った。部員20人が共同生活して、朝ごはんや弁当を自分たちで作るだけでなく体罰もあり苦しかったが、その三年間の厳しい体験が僕の原点になっている。
・駒澤大学では箱根駅伝を目指したが、3年生になってマネージャーになった。マネージャーは自分では走らないため、親に長い間言えず辛い思いをした。決意して親に話したとき、父は「チームのために尽くしなさい」、母は「マー君、怪我をしないで良かった」と言ってくれた。マネージャーはチームのために尽くす仕事で他人のことをしなければならない。僕の2年間は人のために尽くす人生だった。
・卒業後、熊本で就職した。26歳で生命保険の仕事をしている時に倫理法人会に誘われ、すぐに入会した。2年間はゆうれい会員だったが、役職者になってから倫理の内容を学び始めた。当時の山中重子リーダーが、倫理で学んだ事を徹底して実践する人だったので、そばにいてとても感動した。
・役を受けると苦難が来ると言われるが、僕にも苦難があった。ある日、僕が紹介して入社した従業員が社長と喧嘩をした。社長は、僕がその従業員に吹き込んだと思ったようで、そのとき僕はかつてないピン
チに追い込まれた。社長から呼ばれて「退職するよう」に言われ、即行で「ハイ、わかりました」と答え、退職を準備しました。ところが、そのことを聞いた先輩が仲を取り持ってくださり、翌日には社長が「僕が悪かった」と涙ながらに謝り、仲直りすることになり、僕も喧嘩した従業員も会社に留まることになった。
・僕は、さっそく倫理指導を受けた。すると「社長と話す時間を持ってください」と指導された。それから早く出社して、他の従業員が出社してくる前に1時間くらい社長と話す時間を持つようになった。このことを通して、僕は社長の話を十分聞いていなかったし、自分の考えを伝えていなかったということが分かった。社長が築き上げてきた約50年間の努力に感謝する気持ちが足りなかったと反省した。奥様にも話して理解していただいた。
・まさに「苦難福門」であり、あのとき自分の行動が間違っていたら無職になっていたと思う。僕は会社の仕事をすべて任せていただいて運営するようになり、幸せに過ごしている。
・倫友という仲間がいることで助けられている。いろいろなことを真正面から受け止めることができる。お互いに苦難を共有しあい、励まされている。
・家庭でも何かあれば、自分が正せばよい。対立した時は、自分が変わればよい。夫婦が仲良くすれば、子供たちもすなおに育っていく。両親も仲が良かったので、両親を理想の夫婦として妻と仲の良い家庭を築いていく。これからも倫理法人会で頑張っていきたい。ご清聴ありがとうございました。この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。