【水俣芦北】緒方一義・法人アドバイザーがMS講話
テーマ:「絶望から希望へ」
令和5年10月7日(土)の経営者モーニングセミナー(MS)では、(一社)倫理研究所 法人アドバイザーであり、熊本県倫理法人会 緒方一義・相談役((有)おがたフードサービス代表取締役)が「絶望から希望へ」をテーマに講話を行いました。ユーモアを交えながら、倫理実践の本質についてわかりやすく話されました。以下は講話の抜粋です。
・私の人生において何回も絶望的なことがあった。蟹を養殖していた時には船のエンジンルーム内で爆発が起き、致命的な火傷をしたことがある。医師から、再起不能と言われ、絶望的になった。しかし、今皆様の前でこうしてお話ができているのは、入院中に倫理に出会って自分の心が変わったからです。
・倫理は実践一本だ。どんなにいい話を聞いても、何か事を起こさないと何にもならない。
・役職者の皆さんは、「年度はじめ式」で辞令をいただいた。会長、専任幹事、事務長、幹事の辞令を受けた。同じ辞令だが、それぞれ違うものだ。会長は、万人幸福の栞17条の中の第14条「心即太陽」の実践者になれば会長の役職を全うできる。会長が会の太陽になれば、この会はうまくいく。
・専任幹事は、第5条「夫婦対鏡」。できている人はもっと第5条をしっかりやる。会長を支えてピッタリ寄り添って行動する。会長と専任幹事の息が合っている会は、どこの会でも伸びている。
・事務長は、第11条「万物生々」。物を活かし、人を活かす。自分の実生活でやってみる。きちんとやれば成果がでる。単会では、会長、専任幹事、事務長の三役が大事です。
・他の幹事さんは、実行部隊です。三役からいろいろお願いされたことを行う。会長から目的と目標が出される。倫理法人会の目的と目標を間違えたら、嫌になる。「〇〇社普及」、これを目的と思ったらダメである。目的は「日本創生」、「地球倫理の推進」。この目的に近づくため、叶えるための目標をつくる。数は、目的に近づくための目標である。目的、目標に対して実際動いていくのが役職者である。
・年数が経過していくと、自分が得意なことは毎日一生懸命やるが、やりたくないことや逃げたいことは部下に任せやすい。トップになればそれができる。自分の能力の壁をつくりがちである。人間は、本来持っている能力の2%から6%しか使っていないと言われている。90%以上は使っていない。役はそのひとに必要だから回ってくる。きたら喜んでやってみる。やってみるとできる。できると面白くなる。私は人前で話しすることはできなかった。会長や法人スーパーバイザーなどの役をすることで、皆さんの前でお話しすることができるようになり、楽しくなった。役職は是非とも喜んで取り組んでいただきたい。
・4年前、私の奥様が「卓球をやりましょう」と言い出した。私は、「ハイ、わかりました」と答えた。倫理の「ハイ」の意味は、自分の肉体と自分の知識、知恵、お金、そして時間のすべてを相手に渡すことだと思う。日頃から即行と「ハイの実践」を培っていないとできることではない。
・スポーツウェア、靴、ラケットなど全部自分の手出しで購入。妻は卓球をやったことがないし、運動音痴でもあり、最初は当たらないし、空振りばかりだった。妻のラケットをめがけて打ってあげたらポコンと返るようになった。三か月実践したら自分の思い通りに打てるようになった。4か月になって、私の右や左に空いているところを狙って打って来るようになってきた。そういう奥様に対して、文句を言わないで必死に球を取りに行って、奥様のラケットめがけて返すように努力した。今ではポンポン打ち合っている。
・これくらい「夫婦対鏡」の実践をやり続ければ、周りが変わる。この数年間コロナ禍で会社は大変だったが、お客様、従業員、取引先全部に対して、どんなことがあっても相手に合わせるというような自分に変わってきていた。それで、このコロナ禍の期間を無事に乗り切ることができました。「出せば入る」と言う倫理の法則が証明されている。
ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。