熊本県倫理法人会

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4月20

【水俣芦北】福島和敏・ブリヂストン八代社長が講話「目指すは集客日本一」

「八代に生まれ、育ち、この町を良くしよう」

4月20日(水)のモーニングセミナーは、八代市倫理法人会 福島和敏・会員(ブリヂストン八代㈱代表取締役)が、「目指すは集客日本一」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の抜粋です。

私は、大学を卒業するとき、人生どうしようかと迷いましたが、故郷に帰り商売人になるため営業の仕事をしようと決めました。紹介されたのがブリヂストンタイヤでした。それから8年間タイヤを売って回りました。30歳で脱サラして独立しました。八代は発展途上で、港が発展すると思い、港の近くに「港ブリヂストン」として創業して今年が50年目になります。

商売人の私ですが、60歳で県会議員になりました。それまでは、町を良くしないと我々の商売も良くならないと思い、一生懸命JC運動(青年会議所)をしました。商売人の代表として、県会議員に立候補し当選しました。県会議員3期目に八代市長に立候補し当選して1期務めました。「八代に生まれ、育ち、この町を良くしよう」という信念でしたが、この11年間は、私にとって思いもよらない人生でした。

一番大事なことは「人」である

ブリヂストンは世界有数のタイヤメーカーですが、タイヤだけでは儲からないので、私はタイヤ以外をいかに売るかに着目しました。4か所店舗があり、港ブリジストンは、トレーラなどトラックが4レーン入る500坪の広い店です。タイヤ館はタイヤを売る店、車検館は車検をする店、鈑金・塗装館は鈑金・塗装をする店、単純なわかりやすい名前の店にして、お客様に認めてもらえるようにしました。

ブリヂストンのタイヤ館は、全国に約600軒あります。八代市や芦北町、水俣市などが営業エリヤになります。全国の他の都市に比べて人口や車の数は多くはありません。私は、一番大事なことは「人」だと思います。

私は、40年前悩んだ末に「地獄の特訓」という研修を受けました。倫理法人会の教えと共通する点は、「自分がしっかりしないといけない」ということです。

わが社の朝礼では、①立ち上がって挨拶をしているか、②立ち止まって挨拶をしているか、③相手の顔を見て挨拶をしているか、④頭を下げて挨拶をしているか、⑤笑顔で挨拶をしているかの5項目を唱和しています。これを徹底して実行するように努めています。当たり前のことですが、一人一人がちゃんとできるように指導しています。

集客日本一から「売上日本一」へ

私は、団体戦ではなく、個人戦だと思います。一人一人教育してやっとチームができます。挨拶は、「上から下へ」が当たり前です。会社で一番大きな声を出すのが社長です。「できるかできないかではなく、やるかやらないか」です。「頑張るものは報われる」、「怒ると叱るは違う」ということを基準にして「集客日本一」を8年前から目指しました。

そのために、洗車、会員制システム、誕生日のお祝いはがきや車検の案内はがきを出すことなどを徹底した結果、2018年から集客日本一になり、4年間続いています。さらに、2020年からは「売上日本一」になりました。よそはコロナ禍で売り上げが落ちているのに、わが社は順調に伸びています。地方都市でも、日本一の繁栄はできるのではないでしょうか。ご清聴ありがとうございました。