【水俣芦北】法人レクチャラー 小嶋維男・県東地区長が講話
令和3/12/22(水)水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー
熊本県倫理法人会 小嶋維男・県東地区長(阿蘇動物病院 代表社員)が、「出会いに感謝!倫理に感謝!地区長を拝命して」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の抜粋です。
私は、1950年生まれの71歳です。北海道酪農学園大学獣医学科卒業の年に帰省、地元県内事業所に3年間勤務の後28歳で阿蘇動物病院を開業。2007年、阿蘇準倫理法人会設立の7月に入会しました。12年、沖縄に行った際、浦添と新都心のモーニングセミナーに参加して昔からのお友達のような親近感を感じて衝撃を受け、まじめに勉強しようと心を改めました。
「出会いに感謝!」
その後、九州豪雨災害に見舞われ、阿蘇の実家も被災しました。50年から100年に一度の豪雨と言われ、ちょうど私はボランティアセンターの責任者をしており、恨めしく思いましたが、700人から800人の方々が、真夏の暑い中汗まみれ、泥まみれになって頑張り笑顔で帰られる姿を見て、阿蘇に対する思いが素晴らしいと感動しました。
その後、幹事になり研修委員を拝命しました。2年目に富士研に参加することになり阿蘇くまもと空港に着いたら、急に御殿場の方が大雪の為研修が中止という連絡が入ったのです。仕方なく妻に迎えに来てもらって、途中買い物に行ったとき、私の体に異変がおきました。胸の方が圧迫されて呼吸が困難になり、大津町のセントラル病院に飛び込みました。問診を受けたら心筋梗塞の可能性があるとして、すぐに熊本市内の日赤病院に運ばれました。30分で病院に着き診察したところ、心筋梗塞の一歩手前ということで即入院することになりました。もし、機中の人になっていたら多くの人たちにご迷惑をかけたと思うと、大雪のおかげで助かりました。
16年に会長を拝命しましたが、4月に熊本地震に遭遇しました。県会長から「こういう時こそ倫理の学びを生かして頑張りましょう」と言われ、先輩に相談したところ「今出来る事を精いっぱいやってください」とアドバイスを受けました。そこで、私は自分の携帯番号と「動物よろずごと相談を受け付けます」と書いた紙を体育館に掲示しました。色々な団体の方と「阿蘇地域の被災動物支援本部」を立ち上げ、フードやペットシートを支給して回り、トラブルの相談にも対応した次第です。
5月になって体の違和感をひんぱんに感じるようになり病院で検査したら、冠動脈の右側が75%詰まって狭心症と診断されました。後日手術をしたら心臓の発作はなくなりました。また人間ドックで身体検査をした際に胆のうに腫瘍ができていることがわかり、早めに発見できて良かったです。
「倫理に感謝!」
倫理では、「病気になっておめでとう」と言われますが、倫理指導を受けたら、「両親は何を望んでおられましたか」と聞かれました。母から「兄弟仲良くするように」言われていたことを話すと、そのことの実践をアドバイスされました。私の兄は、父の歯科医院で一緒に働いていましたが、1年も経たないうちに出て行き、私が両親の面倒を見る事になって、それ以来兄と私は疎遠になっていました。このため共通の趣味であるゴルフに誘い始め、仲直りすることができました。
『万人幸福の栞』には、「病気の根本である心の影(生活の無理なところ)を切り取ってしまって、朗らかなゆたかなうるおいのある心になれば、肉体は、自然に、すぐに、直ってしまうものである」とあります。私は、悪い方に考えたり、心配症のところがあり、不幸を招く根本原因が自分にあることが分かり、明るくするために見方を変えるようにしました。見方を変えると自分を肯定できるようになります。私は、倫理によって明るくなり、苦難が来ても正面から受けると道は開けるという気持ちになることが出来ました。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。