【水俣芦北】大津正和・法人アドバイザーが講話
水俣芦北倫理法人会MS :「活力朝礼は繫栄の源」
10月13日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、(一社)倫理研究所 法人局参事 大津正和・法人アドバイザー((株)紙資源 代表取締役)が、「活力朝礼は繁栄の源」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の要旨です。
私は、平成13年5月に、友人から誘われて倫理法人会に入会しました。当時は、ライオンズクラブの会長だったので、友達をクラブに入れようという下心があって会ったのですが、逆に私が入会しました。
入会して3か月後に会長に
3か月後、福岡で8番目の新しい倫理法人会を立ち上げるから会長になってほしいと頼まれました。「入会して3か月にしかなっていないから駄目です」とお断りましたが、「名前だけでいいから」と言われたので、仕方なく引き受けました。ところが、10月になると「会員を増やすのが会長の仕事」と言われるようになりました。「話が違う」と思いましたが、だんだん倫理の良さをわかるようになってきていたので、20社ほど紹介して、12月に100社を達成することができて福岡市東倫理法人会を設立し、正式にスタートしました。
新米会長の時、当時の方面長から、「挨拶の返事が小さい!」と大声で言われました。6回返事しても「小さい!」と言われ続けて、正直心が切れてしまいましたが、大きな声で「ハイ!!」と答えたところ、やっとOKがでました。その経験から活力朝礼を重要視するようになりました。
私は、福岡県八女市出身で、親が新聞・雑誌・ダンボールの回収の仕事をしていました。40年前に、福岡市内にて独立して開業しました。この業界では、社員さんがお客様といかに挨拶ができるかが大切です。
活力朝礼のおかげで社員が挨拶を徹底
わが社で活力朝礼を取り入れようとしたとき、工場長から「そういうことは恥かしいから、しないでほしい」と、反対されました。しかし、私は「お客様に対して『ありがとうございます!』という挨拶が出来ていないだろう!」と言い返したら、納得してやるようになりました。それ以来、約20年間やり続けています。
現在5か所の営業所があります。1営業所に、新聞・雑誌・ダンボールなどを持って毎日50人くらいの方が来られています。5か所で1日当たり250人です。それは活力朝礼のおかげで、社員が挨拶を徹底しているからだと思います。コツコツと積み上げてきたことです。
15年前にある同業者の方が、会社を買ってくれと言われ、購入しました。700坪の工場を約2億円で購入しましたが、買ってみてびっくりしました。トイレは汚くて使えませんでした。社員10人も引き受けました。活力朝礼を入れたら、その時の工場長が反対しました。それでも続けたら、工場長が辞めることになり、その結果、いろいろなことがわかりました。午前8時に会社に出社はしても、ある程度仕事をしたら、休んだりパチンコをしていたことがわかりました。
お客様のわがままを受け入れる
その後、トイレを造り変えたり、事務所を立てたりして、少しずつ変わってきました。10人いた当時の社員は一人しか残っていません。すなおな社員が残ります。当時の売り上げは、月商800万円だったのが現在3倍に伸びて、月商2400万円になっています。「お客様の我がままを徹底的に受け入れよう」ということを、朝礼で徹底した結果だと思います。自慢に聞こえるかもしれませんが、伝えないとわからないので、お話しました。
倫理法人会の普及を一生懸命していますが、同業者とくにライバル会社には教えたくないと思っていました。しかし、福岡県のナンバーツーのライバル会社も入会してしまいました。車の整備や、整理整頓された社内や社員20人が立ち上がって挨拶する光景を見た時、さすがにきちんとしていると思いました。ご清聴ありがとうございました。