【水俣芦北】高見睦代・県央城南地区長がMS講話
テーマ:「私の運命自招」
令和6年6月15日(土)の第1365回経営者モーニングセミナー(MS)では、法人レクチャラー、熊本県倫理法人会の高見睦代・県央城南地区長(長迫木材有限会社 代表取締役)が「私の運命自招」をテーマに講話を行いました。「9年半前に倫理法人会に入会していろいろな経験を重ね、全く想像しなかった人生に変わっていった」とのお話に感激しました。以下は講話の抜粋です。
・創業89年になる長迫木材の仕事をしている。35年前29歳のとき、父が亡くなり家業を継ぐことになった。お葬式の時の母の挨拶で、「娘が継ぎます」と言われた時から始まった。
・まず形から入った。Gパン、スニーカーにエプロンをかけて外の掃除から始めた。その後、なんとなく引き寄せて多くの援助をいただいて今日がある。
・『万人幸福の栞』の中では、成功(サクセス)のことが、1条・3条・13条の3か所にあり、私が大好きなところである。読むたびに魂が揺さぶられる。倫理法人会の歌の「父母に涙ささげて」を歌うと涙が出る。良いことも悪いことも母に報告しながら、自分で決断してやってきた。
・入会のきっかけは、「社員を幸せにしたいなら、バッチリです。倫理法人会に入って一緒に勉強しましょう」と誘われて、だまされたと思って申込書を書いた。お金を払ったら、それを取り戻さないといけないという心理が働く。MSに毎回毎週行った。
・講話の内容は、いつも自分のために語られていると思えるほど落とし込みがすごかった。帰ってから、社員にこういうことを聞いた、とすぐに伝えた。自分では言えないことを「言われていたよ」と話すことができた。靴並べやトイレ掃除も皆が意識するようになり、どんどんきれいになってきた。
・MSは、私にとって羅針盤になった。経営者としてこのようにしていけば良くなっていくということを学ぶ場であると実感した。
・ある時、「打つ手は無限だからね」と言われ、この言葉が響いて、「ピンときたらサッとする」実践を意識するようになった。
・コロナ禍のときはお客様が激減した。一方、ホームセンターには長蛇の列が並ぶようになった。家で棚を作ったり、大工工事をする人が増えているのを見て、ピンと閃くものがあった。皆さんがホームセンターに行かなくてもいいように、わが社で材木を作って必要なものを揃えて宅配するようにした。お客様は、家で組み立てだけすれば良いようにした。
・この仕事の企画書を作成して「宅配DIY」と名付けてテレビ局を回って紹介した。TKUが特集を組んでくださり放映された。すると注文が殺到して売り上げが伸びて、社員の給料を払うことができた。
・また、コロナの時に熊本市南倫理法人会の会長職を受けたが、会場開催ができないためZOOMでMSを開催した。なかなか自分の気持ちを伝えることが難しいと感じた。
・私は、知人からマンツーマンで教えていただいてフェイスブックライブを始めた。すると仕事の受注も増えるようになった。あらためてSNSの宣伝効果の高さに驚いた。「ピンときたらサッとする」実践の効果を体感している。良くなかったら止めればいいのである。
・倫理研究所の研究員から「自分がやりたいことではなく、常にお客様のニーズにこたえることをやりなさい」と言われた。燃えない、腐らない木があることを聞いてから、その企業の代理店になり、その木を使ってモデルハウスを作ったり、イヤリングに木を入れたものを販売したりしている。
・『万人幸福の栞』を読むことで、いろいろな気づきがある。皆さんも苦手なことやいろいろなことに挑戦して自己革新をしていってください。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。