熊本県倫理法人会

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2月01

【水俣芦北】中川力・幹事(熊本市託麻)がMS講話

テーマ:「倫理を学んで」

令和6127日(土)の経営者モーニングセミナー(MS)では、熊本市託麻倫理法人会 中川力・幹事(株式会社ウィズ係長)が「倫理を学んで」をテーマに講話を行いました。倫理を学び実践することを通して公私(仕事面・私生活面)共に大きな変化が現れたことにとても感動しました。以下は、講話の抜粋です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・私は、平成45月生まれの31歳。熊本県生まれの熊本育ちで、現在は父の会社で働いている。父は、熊本市託麻倫理法人会の会長をしていたことがあり、父と一緒にMSに参加して以来丸3年になる。

・(株)ウィズは、建設業向けの積算ソフトの販売、工事台帳等の開発などをしている会社で、父が33年前に創業した。私は入社して4年目。現在は父と良好に仕事をしているが、とても厳格な父親で以前はいろいろと確執があった。

・昔は、父のことが大嫌いでした。「お父さんの言う通りに従え」みたいな所があって、何度も叱られた。友達がいるところで父に対して敬語を使わなかったことが理由で、「野球の道具を全部燃やす」と言われ、土下座をして謝ったことがある。

・私が家でテレビを見ている時、テレビの前にいる母に「今いいところだから早くどいて」と私が言ったら、まず母から叱られ、母とのやり取りを見ていた父が、「親に対して、そういう口の利き方をするなら、部活も学校も辞めなさい」と言って学校に電話をしようとした。慌てて母親と私が土下座をして謝ったが、それから父に学校に行きたければ学費は自分で工面しなさいと言われたため、部活を止めてアルバイト生活になり私が学資を稼ぐことになった。

・大学を卒業してから熊本銀行に就職した。同銀行では、3年間は実家から通うことに決まっていたが、父と喧嘩してすぐに家を出て引っ越ししてしまった。3年後に退職して、別の会社に就職したが、熊本の事業所が閉鎖されることになり、1年で退職。

・その後、父親と話をして父の会社に入社した。一従業員として働き始めたが、2日に一度はぶつかっていた。父は、意見がぶつかると「実績を上げてから口を出せ!」という人で、私は精神的にまいったこともある。

・そうした中で倫理法人会に入会し、MSで倫理や万人幸福の栞を学ぶようになってから、父と言い合いをするのは、私が父の声に耳を傾けていなかったし父を受け入れていなかったからと気づくようになった。最近、「人は鏡」を実践するようになり、父の言うことを「ハイ、わかりました。やります」とすなおに受け入れるようになった。すると、ますます頼まれ事が多くなってきた。父から褒められることも増えて来た。

・お墓参りの実践を始めた。熊本や大阪のほかに先祖の墓が大分や福井にもあることが判明して、全部を回っていないが、先祖への祈りをささげると心が晴れやかになる。

・お金を稼ぐために頑張ろうではなく、「お客様が幸せになってほしい」と思って仕事ができるようになった。以前は、会社の商品を売りたい気持ちが強かったが、今では世間話をして価値ある情報を持って行くようになった。お客様のためを思って仕事をするようになったら、自然とお客様から仕事が入るようになった。身を入れて実践したからだと思う。

・他の人のために余力を注いでいたら、思いもしない所から連絡がきたりする。不思議にことに、墓参りした後にそうした連絡が入る。小さな実践をして少しずつ成果が出てきていると思う。ご清聴ありがとうございました。