熊本県倫理法人会

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10月03

【水俣芦北】吉田裕美子・水前寺幹事がMS講話

テーマ:「目の前の鏡こそ豊かな人生の扉(夫婦対鏡・子女名優)」

令和5930日(土)のモーニングセミナー(MS)では、水前寺倫理法人会 吉田裕美子・女性委員リーダー(西日本文化和装協会 会長)が「目の前の鏡こそ豊かな人生の扉(夫婦対鏡・子女名優)」をテーマに講話を行いました。以下はその講話の抜粋です。

・私は熊本市内に生まれ、肥後銀行に就職した。1975年、今の主人と結婚して3人の子供がいる。主人は大学の先輩で、上から押さえつけるように言うところがあって嫌だなと思いながらも「ハイハイ」と聞いていた。それで長い間平和でした。

・主人の父は、会社を経営していたが、体調が悪くなって入院した時に、主人の兄(長男)から電話があり、福岡から熊本に帰り会社を継いでくれないかと言われた。私は大反対したが、主人は「しないで後悔するより、して後悔した方がよい」と判断して熊本に帰省することを選んだので、私も一緒についてきた。

・義父は安心してくれた。私は銀行上がりということで、会社の経理の仕事をすることになり、会社を盛り上げるために一緒に働いた。引き継いだ時は赤字だったが、バブル期になって経営が良くなり、順風満帆に過ごしていた。ところが、バブル崩壊の寸前に、私の人生において意外な人物が現れた。

・私の気がカリカリしていた。腹は立つ、悲しい、悔しい。一時期子供達3人を連れて家を出ようと思ったが、現実に戻って、経済的に楽な方を選んだ。子供たちと離れたくないと思い、主人と一緒に生活するのを我慢して過ごした。苦しかったけれど、子供たちのためと思い努力した。子供たちは、私達夫婦の顔を伺うようになり、だんだん笑顔がなくなっていった。子供たち3人は小学校高学年から中学生の頃で、夫婦で口論する姿を子供に見せてしまっていた。

・倫理を学んで振り返ってみて、当たり前と思っていたことが当たり前でないことに気づいた。最初家庭を持ったころは、夫が稼ぐのは当たり前と思っていたが、夫が年を重ねても、会社のため家族のために働いてくれているのは感謝だし、私に対しても仕事を精いっぱいさせてくれているのも感謝している。

・着物の着付けの仕事を始めるきっかけを与えてくれたのは主人だった。美容室に行って着付けをしていただいた時に、着崩れして恥かしい思いをしたので、帰ってから主人に愚痴を言ったら、「日本の女性なら、着物ぐらいはすぐに着られるようになっていないといかん」と叱られてしまった。主人は40歳前だったが、年の割に凄いことを言うと思い、「それなら着付けをちゃんと習って、着られるようにしよう」と思って習い始めたのがきっかけ。今もなお、現役で着物の仕事ができるのは感謝しかない。(①夫に対して感謝の気持ちになる)(夫婦対鏡)

・一番下の娘は、美容サロンを経営している。私の主人は商売をしているため、娘にアドバイスしたいと思い、娘の仕事に口を出していた。言葉遣いや対応の仕方など褒めることはなく、苦言ばかりで、娘はとてもショックを受け、自分に自信がなくなった。そのうち頭痛とか動悸がするようになった。すると娘は、「お父さんが私に言う時、夫婦喧嘩をしていた当時の光景を思い出して、怖くなり、物が言えないし、胸がドキドキして頭が痛い」と言った。病院に連れて行ったら、ストレス性頭痛と言われた。

・私はどうしたら娘を助けてあげられるかと考えた。そして、娘を倫理法人会に強制的に入会させた。私は倫理を学んでとても前向きになったので、親の責任としてどうにかして助けてあげたいと思った。娘は無断入会と最初怒ったが、ある時、MSに来てくれた。その時がちょうど万人幸福の栞第6条「子女名優」の輪読だった。娘は、帰ってから「目から鱗だった」と言った。「私のことは、やはりお父さんとお母さんが問題だった」と言うので、私も「そうよね」「あのときはお父さんとお母さんが悪かった!」と言わざるを得なかった。

・その後娘は倫理法人会で学ぶようになって、とても明るく前向きになった。そして、「反始慎終」を学んでから、「親を大事にしないということは、自分を大事にしていないということ」に気づいた。それから、父とは電話もしないし、会わないようにしていた娘が、電話をする事にした。

・その後父親との電話で「お父さんの事、大嫌いと思っていたけど、本当は大好きだと分かったの!だから電話した」と娘は言った。それまで父親に対して考えていたことを全部吐き出して話すことが出来た。すると主人は、声を震わせながら「悪かったなあ。良かれと思って言ったが、そういう風に受け取っていたのだな!言い方を改めないといけなかった」と。それから主人と娘はいろいろな話ができるようになって親子の関係が復活したように思う。(②子女名優)(子供に寄り添う)

・主人と娘の問題を、私は傍観者のようにみていたが、原因は私たち夫婦のことが尾を引いていた。栞第5条の「夫婦対鏡」第6条「子女名優」のところは、私達夫婦・娘のことがそのまま書いてあり、丸山敏雄先生が見ておられたのではないかと思うくらいでした。そして反省ばかりでした。今後はもっと楽しく倫理を学び、自分磨きをし明朗・愛和・純情の気持ちで家庭を大事にして又、今後も仕事をしていきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。