熊本県倫理法人会

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6月15

【水俣芦北】竹永将人・(株)通信館代表取締役が講話

テーマ:「仕事を通して心を豊かに~働きがいある風土作り~」

令和5614日のモーニングセミナー(MS)では、八代南倫理法人会 竹永将人・会員((株)通信館代表取締役社長)が「仕事を通して心を豊かに~働きがいある風土作り~」をテーマに講話を行いました。2018年にUターンして取り組んできた5年間の会社の取り組みを紹介していただきました。倫理に通じる事業体験としてたくさんの気づきを与えられ感銘しました。以下はその抜粋です。

・私は、1980年八代生まれ八代育ち。明治大学卒業後、KDDI(株)に入社し、13年間東京で商品開発の仕事に従事。仕事も遊びも全力投球し、楽しく仕事をしていた。しかし、人口減少や高齢化により地元がどうなるかを考え、熊本の地で精一杯ご恩返ししたいと思って、家族5人でUターンした。

・株式会社通信館は、父が36年前に創業した。私は入社してからauショップの現場に配属された。退職する人が連鎖して出てきた状況を見て、働いているスタッフの本音を聴いてまわり、会社の課題を分析し改革に取り組んだ。

・指を自分に向けて、会社から変わる3か年計画を立て社員とのコミュニケーションを深めた。社員は、「本当にできるのか?」という懐疑的な態度だった。

・制度改革として、責任及び役割評価制度を作り対価を与える仕組みを作った。経営理念の浸透や会社が世の中のために役に立つ仕事をしているという意識改革を図り、「社員とその家族の物心両面の幸福を徹底追求」するという方向性を明確にして、ボーナスや昇給により利益から還元するようになった。

・心を磨きチーム力を高める工夫も行う。店舗スタッフの評価は、上からの評価ではなく同僚からのアンケート評価する人間力評価を採用した。チーム内の地位に関係なく、お互いを支え合いながら一人ひとりが自立して成果のために行動する自律成長型のチームを目指した。リーダーが中心となる「スター型」ではついていけない社員も出るため、メンバー同士がフラットな関係で自発的に行動する「メッシュ型」にした。

・少子高齢化で会社が苦しい時期があったが、八代で新規事業を小さく始めた。修理事業がうまくいき、熊本市内や鹿児島市内への出店を機に、コールセンタを縮小して社員の配置転換をすることができた。昇給や賞与アップができるようになり、働き甲斐がアップしてきた。

・様々な改革を行い、良くなってきたと自負していたが、努力をスタッフに押し付けていたことに気づいた。努力自体が苦手な人に目を向けてあげられていないと反省した。

・努力が出来る人は、努力と思わないで周囲の期待を自分に腹落ちし、自ら選択して行動している。またやりたいことを見つけて働くことに取り組む。そのため、キャリアデザイン課を創設して社員一人一人の仕事観を形成するお手伝いをしたり、新入社員教育から仕事の意味を考えてもらっている。

・社員の「したい」仕事を作るため、経験を生かせる職務を新設。年配の社員には、若いスタッフに対してビジネスマナーを教えてもらって職務手当を出している。メイク教室やネイル教室も提案されてとても嬉しく思っている。次第に働き甲斐が生まれ、全員が主役になれる職場環境が整ってきた。

・努力が出来ないと言って退社した元店長が最近戻ってきた。以前より楽しく働いているのを見てとても有難いと思う。これがわが社が5年間でやってきたことです。ご清聴ありがとうございました。この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。