【水俣芦北】矢住貴子・八代市会員がMS講話
令和5年5月10日のモーニングセミナー(MS)では、八代市倫理法人会 矢住貴子・会員((株)矢住陸運 代表取締役)が「笑顔咲く2050年へ~私たちは今~」をテーマに講話を行いました。司会業と社長業の二足の草鞋を履きながら、パワフルに生きた人生体験を笑顔で話され、圧倒されました。以下は、講話の抜粋です。
・18歳の誕生日が入社式。初めての社会は観光バスのガイドとして就職。その年に建築板金業の主人と養子縁組にて結婚。翌年、一人娘が誕生。20歳で選挙ウグイスとしてデビューして、とても大変な仕事だけどウグイス歴も43年目になりました。
・25歳のとき、主人は実家の板金業から独立して開業。夫婦共に春夏秋冬屋根の上で仕事をして、週末はイベントやご披露宴のMC仕事。多忙なる日々を走り抜け、10年後に、約束通り私の両親の運送会社を引き継ぎ主人が社長となりました。夫婦共に運送業・木材に関して全くの素人、まずは必要な車の免許から各種資格を取得し、解らない事は「もう煩わしい」と言われても、全て聞きながら学びの日々を過ごしました。
・40歳のとき、株式会社に組織変更して「この会社と社員を守る」と決意。トラックの運転手は、トラック命の一匹狼です。Tシャツ・短パン・雪駄から、安全靴と制服を着用させ、会社社員である事の意識改革。組織化して連携を図り「挨拶」「礼節」「感謝」の徹底。
・そんな折、共に会社経営を頑張った主人が55歳で他界。私は50歳でした。「請けた仕事は死んでもやる」を実践し、お通夜の日は会場を抜け出して披露宴の司会を務め斎場へ戻り、「周りの目は気にしない我が道を行く」の姿勢を貫いたお馬鹿です。
・50代は、大切な人(主人・実父・実母)との別れがあり、また娘の結婚から双子ちゃん誕生~新たな出会いがあり、折れそうだった心が広がり、社員・家族・社会の為に、明日を行く子供達の為に、今、自分が出来ることをやっていこうと心に決めました。10年前に倫理法人会に入会していましたが、最近初めてにMS参加し、とても元気を貰える会だと思い、次の週も参加したら講話を依頼されびっくり!
・「辛い事や楽しい事は全て生きている証」。家族は命、社員は宝です。「幸せは心が作る宝物・喜びは笑顔が作る宝物」社員の顔を見ながら心と健康のチェックをし、社員個々の夢を応援しています。「難を糧とし、明日の輝きと成す」。悲しいこと苦しいことを糧に、明日の輝きとなる様に「人・海・空・土・水」に感謝し、「気」を大切に生きています。
・未来を行く若者達へ「変な意地は張るな」、全てに「ありがとう」と感謝。そして「人を敬い尊敬する気持ち」、これだけは忘れないで!と伝えたい。日本の古き良き伝統や戦争の愚かさを子供達に伝えていきたい。自分流に手探りで生きてきましたが、経営者は孤独だけど、誰より人に恵まれています。「人を守る=人に守られている」、感謝です。
・今まで何度も怪我をして手術をしたり、病気をしたり…。でも約束した仕事は、どんなに高熱が出ても全て成し遂げてきました。披露宴中にバキッと音がして手首を骨折、皆にバレないようにMCを最後まで続行。気はもちよう!「頑張れ!」「きっと笑顔になれる」。
・経営者として、第一線で働く社員達を尊敬し感謝を持って笑顔で接する事。町市県国政と沢山の選挙を経験し、ご披露宴等MC歴38年目、様々なイベントでは、今も続く「八代全国花火競技大会」進行アナウンスと沢山学ばせて頂いています。これからは、倫理法人会を通じて多くの皆様にお会いして学んでいきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。