熊本県倫理法人会

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5月16

【理不尽でも受け入れる】熊本市南 経営者モーニングセミナー

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講話者: 熊本市倫理法人会 MS委員リーダー (一社)熊本県建物環境改善協会 理事 落合里美 氏

テーマ:「父の蒸発…32年ぶりの再会part2 ~実践」

2023年5月16日(火)、第508回経営者モーニングセミナーが開催されました。

 

本日は、熊本市倫理法人会の落合幹事をお迎えしての経営者モーニングセミナー。落合幹事のお人柄で多くのご参加をいただきました。壮絶な幼少期を過ごされ、一見、不可抗力にも思える家庭事情を、倫理の学びで受け入れ、倫理指導の通りに実践されているとのこと。自分が変われば相手が変わる。どんな状況でも明るく前を向くことで、道は開ける。そう感じた講話となりました。

 

親はいるだけでありがたい

施設で育った。施設での生活はとても厳しく、よく脱走する人がいる。私も高校2年生の頃に脱走を試みた。ヒッチハイクで岐阜まで行き、スナックのお姉さんになりかけた。お店の方は強面で、これで帰りなさいと1万円くれた。私はお金だけとって帰った。今は大変申し訳ないと思っている。帰って感じたことは、施設には私より幼い子がたくさんいて、自分でもこんなにきついのにもっときついだろうなと思った。両親を亡くしている子だったり、虐待などで保護されている子だったりは、お正月に家に帰ることもできない。私は、帰ることができる。これだけでもなんて恵まれているんだろうと感じることができた。施設の中で一番感じたことは、親のありがたみ。親っているだけでもありがたいんだなと思った。

 

父との再会

父は私が4歳~5歳の頃に蒸発。父の思い出と言えば、魚釣りに連れて行ってもらったり、膝の上で歯磨きをしてくれたりと優しい記憶しかない。施設を出て介護の職につき、これは私の天職だと思えるまで仕事に明け暮れた。母に生活費を渡すことができるようになるまでになった。蒸発した父を探そうと思い、住所を調べると広島に行きついた。広島に行くとアパートの大家さんから、阪神大震災以来部屋には帰ってないとのこと。探偵にお願いしようとしたが、実はそれが詐欺で130万円もの大金を失ったりもした。父への想いは時間が経つに連れ変化し、詐欺にあったこともあって、怒りに似た感情になっていた。日常に戻って、人間関係で鬱病になり、休職した。母に生活費が渡せなくなるのもあって、生活を立て直すために菊池市へ。移住して11年後、大牟田市から次男へ電話があり、父から電話番号を教えてくれとのこと。会いに行く時は文句を言ってやろう、今更なんだよと思っていたが、会うと「お父さん元気だった?」と言うつもりもなかった言葉が出た。顔を見た瞬間に文句を言おうと思う気持ちは無くなった。自分たちの成長を見て欲しかったのと、感謝を伝えたいとの思いに一瞬で変わっていた。

 

両親のことで倫理指導を受ける

父は透析をしていて、しゃべることができなくなっているので今は筆談をする。父の病院からFAXが来て、父の今後の話がしたいとのこと。私が子どもだから看取らなきゃいけないのはわかっているが、今までのこともあり、色んな感情が渦巻いて素直にハイとは言えない。苦しさで倫理指導を受けた。あなたがそこまでわかっているのなら大丈夫、きっと乗り越えられる。毎日栞を読みなさい。どこでもいいから適当に開けたページを読みなさい。その明るさは両親がくれたものだから感謝するんですよ、と言われた。まだ病院に返信はできていないが、考えは前向きです。あと、母のことも相談した。母には生活費を渡しているが、度が過ぎることがある。夜中にツケが払えないと電話がかかってきて、金額を聞くと7万円とのこと。次の日に払いに行った。また、酔っぱらって自宅の前で転倒して救急車で病院に。こんな母親とどう接すればと相談したところ、受け入れるしかないと、それより自分の収入を上げることを考えなさいとのことでした。その言葉を信じて、金銭的援助は続けていますが、不思議なことに、母親にお金を送るたびに新規のお客様と契約できたり、お金を振り込むことと比例してお客様から電話があったりする。まだ皆様に発表できるような大きな成果はないが、実践を続けていきたい。

 

会長挨拶、主人の靴を毎日磨く実践をしている。最近はそこに一言メッセージを添えるようにしている。今日も頑張ってねとか、帰ったら洗濯物取り込んどいてねとか(笑)。でも、家に帰るとそれに対して返事が来る、「洗濯物取り込んでおいたよ」とか。自分が変われば相手も変わる。皆様も是非実践を。

 

会員スピーチは前畑幹事。鹿児島の会社に就職して、去年の7月から熊本で単身赴任中です。自宅のことは妻に任せきり。平日は飲み会もあったりして、家族に連絡することもない。今年の2月にインフルエンザにかかって、熊本の社宅で一人家にこもっていた。毎日家族から安否確認と称してLINEや電話が来る(笑)。来て半年、家族と触れ合う機会が無かったが、家族の温かみを感じることができた。母の日には、子どもたちとお金を集めて花を買いに行った。病気は生活の赤信号を実感し、週1回は家族とのコミュニケーションを取ること、今年の結婚記念日には妻に感謝の言葉を伝えたいと思います、とのこと。

 

本日は61名のご出席をいただきました。ご参加いただきました皆様、早朝より誠にありがとうございます。

 

以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有限会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。

また来週、サイナラ~。

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