熊本県倫理法人会

096-288-9398

お知らせINFORMATION

12月20

【変えるところと変えてはいけないところ】熊本市南 経営者モーニングセミナー

講話者:水前寺倫理法人会 会員 株式会社メガネの大宝堂 代表取締役社長 布田善久 氏

テーマ:「『新しい老舗』を目指して」

2022年12月20日(火)、第488回 経営者モーニングセミナーが開催されました。

 

本日は、水前寺倫理法人会よりメガネの大宝堂の布田社長をお迎えしての経営者モーニングセミナー。創業115年の4代目経営者であり、易不易(変えるところと変えてはいけないところ)を整理し、「人」を重視した経営状況や、クレドを社員さんで組織された委員会で決定するなど、会社全体で経営されている様子をリアルにお話いただきました。

 

クレドを社員一人一人に浸透させたい

「新しい老舗になろう、新しい自分になろう」というクレドを作成した。クレドとはラテン語では志や約束などの意味。わかりやすく言うと経営理念。全社員が行動できるようなクレドにしたかった。目的は社員のモチベーションアップのため。経営理念の下に位置する言葉で、創業110周年を記念に作った。社内でクレド作成委員会を作って、取引先やお客様に大宝堂のイメージや課題、大切にして欲しいことなどのアンケートを取り、とりまとめブラッシュアップした。老舗にあぐらをかかず、築き上げたものの上に立つだけでもだめだから、「新しい」を加えようと。常に一人一人が新しい自分を目指して研鑽していかなければいけないという意味を込めた。まだクレドは社内に浸透しているとは言えないが、浸透するように年に一回の経営方針発表会でクレドアワードという年間表彰を設けた。このクレドを社員一人一人に浸透させていきたい。

 

易不易(変えるところと変えてはいけないところ)

新しい老舗を目指して具体的に何を取り組んでいるか?強みは守り続けるもの。弱みは課題なので変えていくべきところ。老舗はブランドや落ち着いた雰囲気が強みだが、おしゃれさが無いという課題がある。高い技術力は強みだが、お客様にきちんと伝わっているかは課題。アットホームな社風は強みだが、新しいことにチャレンジする社風ではないことは課題。これからは発信をしていく体制を整えたい。特にコロナでお客様が来店されなくなってからは、発信の重要性を特に感じた。お店で待ち構えるのではなく、出向いていくという営業マインドが必要。SNSを利用して、魅力発信、専門性を発信していくことが大事だと思っている。(中略)「今週の倫理」は毎週見ている。第1290号に「易不易の原理」のことが書かれていた。これから創業200年を目指して行く上で、非常に重みのあることだなと思った。常に易不易のバランスを取って、社員全員で頑張っていきたいと思っている。

 

 

会長挨拶、村上幹事も緊張するぐらいたくさんの人にお集まりいただきました。自分は整理収納アドバイザーだが、整理をすることで無駄がなくなる。家庭も会社も一緒とのこと。

 

本日は94名の方にご参加いただきました、多くのご参加誠にありがとうございます。当会幹事のお声がけもそうですが、それに応えて来ていただいた方、いつも来ていただける方、感謝いたします。

 

以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有限会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。

また来週、サイナラ~。