【水俣芦北】藤永和広・県会長がMS講話「役は人を育て導く」
熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー
11月2日のモーニングセミナーでは、法人レクチャラー 熊本県倫理法人会 藤永和広・会長((株)藤永組 代表取締役)が、「役は人を育て導く~令和5年度活動方針説明~」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。
・私は、結婚して八代市に来て21年目になります。前職は宗教法人生長の家で働いていました。婦人部の方から紹介していただいたのが家内です。私が結婚してほしいと話したら家内は「4人姉妹の長女なので婿養子として来てほしい。会社を手伝ってほしい」と言われました。私の両親に相談したら、会社の経営とか心配しましたが、家内と実際に会って幸せになれるだろうと信じてくれて、結婚することになりました。
・結婚してから会社の現場を経験することになり、社員の皆さんと働きました。チームワークで徐々に仕事を覚えていこうと思っていたところ、義父の社長から営業の仕事を任されました。あいさつ回りを始め後継者として紹介されるようになって、私の悩みが始まりました。義父のように社長になれるか心配が増してこのままだったら続かないと思い、実家に帰り悩みを打ち明けました。私の実父からは「今が踏ん張りどころだ」と励ましてくれました。
・そうした中、約500万円の新米を入れる低温倉庫の改修工事を受注し、現場監督と一緒に倉庫の面積を増やす打合せをして工事を仕上げていきました。すると完成まじかになって県のパトロールが来て「違法建築物だ」と指摘を受け、私はパニックになりました。その後、会社で現場監督と夜遅くまで打合せをしていたら、社長が来て「現場監督のせいにするな!」と叱られました。
・後日、社長は私と一緒に施主様のところに行って頭を下げてお詫びしてくれました。頭を下げ続ける社長を見て、本当に涙が止まりませんでした。申し訳ない気持ちと共にもっと自分が勉強しなければならないと決意しました。
・しかし、社長に対して素直になれず、まだ心を開かずにいました。会社の朝礼をめぐって社長と対峙しました。毎朝20分から30分の朝礼をしていることについて、社員からチラホラ不満を聞いていたので、ある会議の場で「朝礼は長すぎると思います」と発言したら、社長と喧嘩になりました。「お前が元気の出る朝礼をやるように」と言われました。私は3分で終わる朝礼をするようにしましたが、あまりにも元気がなくなり、社長は朝礼に出なくなってしまいました。
・その頃、八代市倫理法人会のMSに参加していましたが、当時の会長から活力朝礼の導入を勧められ、熱心に朝礼指導をしていただきました。社員と会社の屋上で練習して少しずつ声が大きくなり、礼が揃うようになり気持ちがそろっていきました。そうした中で私は八代市倫理法人会の役を受けるようになりました。
・その年に初めて富士研に行き、禊の体験をしました。人の心が素直になるのが禊です。泣きながら禊をしている人の姿を見て「美しい!」と感動しました。この禊がとてもインパクトがあり、それ以来私は毎日禊をしています。毎朝、すがすがしい気持ちになります。
・副専任幹事、専任幹事をしたあと3年間会長を受けさせていただきました。この時が一番成長したと思います。子供が不登校になり、夫婦で倫理指導を受けました。「夫婦の間に隙間風が吹いていますね。藤永さんは会長でしょ。倫理で解決しなさい。夫婦対鏡、明朗、愛和です」と言われました。それから家内も反省するところがあり、私も妻の言うことを傾聴するようになりました。
・会長3年目の時は会員が180社から230社に増えました。皆さんと一緒に達成したことです。目標を達成した時の喜びはとても素晴らしいものです。その後、熊本県倫理法人会の普及拡大委員長、幹事長を3年間経験し、今年9月県会長を拝命しました。まだまだ修行中です。今年度3001社を皆さんと共に達成することが私の使命と考えます。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。