【水俣芦北】齊藤正・県南副地区長がMS講話 「倫友のみなさまへ」
熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー
10月5日のモーニングセミナーでは、熊本県倫理法人会 齊藤正・県南副地区長(績塾 八代田中北町校代表)が、「倫友のみなさまへ」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。
・八代市内で次男の息子と一緒に塾の経営をしています。先生が生徒と1対1、1対2で個別に教える塾なので、先生が商品です。先生を持ち上げるだけでなく、子供達、保護者の立場、先生のことも考えながら、指導し経営を行っています。
・礼については、高校の前期試験で面接があるのでしっかり教えています。会場にはいる時は、足を止めて一礼して入ります。倫理法人会でも学んでいますが、人がいなくても空間や環境に対して、足を止めてお辞儀するのが大切です。
・言葉の実践も大事です。「心配」と「心配り」は、一文字付けるだけで、意味が全く違ってきます。言葉は、「言の葉」であり、「言霊」(ことだま)だから、大事です。言葉一つで土台が変わります。一回出してしまうともとに戻りません。マイナスの言葉で人が傷ついたりすることもあるので気を付けます。以前は思ったことをポンポン言う人間でしたが、倫理を学んだおかげで、変なことを言わないで済むようになりました。
・かつては寿屋に勤めていましたが、その後コンビニのスパーやファミリーマートを経営しており、塾よりも商売の方が長くて、そこで人は笑顔が大切だと学びました。相手の事、お客様のことばかりを考えて、「ありがとうございます」を一日数百回発していました。しかし、倫理法人会で倫理指導を受けたら「挨拶にこころがこもっていますか?」と質問されました。
・その時の指導員からは、「生徒にありがとう」と頭を下げ、「保護者にありがとう」と頭を下げ、「先生にありがとう」と頭を下げて、本当の意味で感謝していますか、と言われました。いつの間にか感謝の気持ちが薄れてきて、「開店の時の嬉しさを忘れているのではないか」という戒めの意味で言われたのだと理解しました。
・以前、寿屋に勤めていた時に、寿崎肇社長(故人)から「あなた方は業績や売り上げを心配するが、自分のことをなんで心配するの?お客様のことを真剣に心配しなさい。相手の為に一生懸命尽くしなさい」と指導を受けたことが忘れられません。
・塾では、子供たちの事、保護者の事、指導する先生の事を一生懸命に思って努力しています。150人の生徒がいますが、一人一人の名前や顔を覚えて声掛けしていくように努めています。
・倫理法人会での私の目標は、会員の皆さんに元気になっていただき、地元に雇用の場や仕事を作っていただくことです。ご清聴ありがとうございました。