熊本県倫理法人会

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10月12

【水俣芦北】江口浩美・水前寺倫理幹事がMS講話

熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー

10月12日のモーニングセミナーでは、水前寺倫理法人会 江口浩美・幹事(MS委員リーダー)((株)ホームスクリーン風景画代表取締役)が、「自分の常識 間違い探し」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。

・昭和39年、上益城郡山都町に生まれる。高校卒業後、九州産業(株)バス事業部に就職。24歳の時に熊本計算センターに転職。27歳で結婚、二人の子供を授かり、31歳の時に退職する。

34歳の時に不動産屋さんにパートとして就職。最初は家賃の督促やクレームの対応をしていた。そのうちに営業の仕事がしたいと思い、会社に営業職を希望したら、「宅地建物取引士」の資格が必要と言われた。その後資格を取り、専門知識や信頼関係がないとできないことがわかってきた。48歳になって、この仕事は生涯出来る仕事と思って退職、平成242月、不動産業を起業、現在まで土地建物の取引や仲介をしながら会社を経営している。

・今から7年前、熊本市倫理法人会の方から誘われてモーニングセミナーに参加した。講師の「打つ手は常に無限」という言葉に心を動かされて入会した。その後熊本地震に遭遇、とても忙しい日々を過ごしていた中、役職者の方から連絡があり、「大丈夫ですか?現状を知りたい」と私の会社に訪問して来られた。その時に、「自分たちも被災しているにもかかわらず、わざわざ会員のところを訪問されている。自分も何かお役に立つことをしたい」と気づかされた。それ以来、女性委員を手始めに役職をいただくようになった。

・倫理を学び、富士研に参加したり、倫理指導を受けることにより、自分の人生の中で常識だと思っていたことが間違いだったと気づかされた。

・結婚後、主人の両親と同居した。義理の母に挨拶しても返事が返らない日々が続き、母の嫌なところばかりが目に付くようになった。その日にあった出来事を、主人に報告していた。いわゆる嫁姑の問題が生じて、義母は情緒不安定になり、義父から距離をおいてほしいと言われた。私たちの家族は引っ越してアパートに住んだが、義母は心療内科に通院したり、入退院を繰り返していた。義父は透析の治療の為、週3回通院していた。義母はいろいろ考えることが多く、主人は警察や病院から呼び出されることもあった。義父母を一泊旅行に連れて行ったあと、義母は帰らない人となった。

・私は義母のことを封印していたが、倫理を学び、「他人を変えようとする前に、自分が変わればよい」と栞にあった。もう少し、私が気づいていれば義母に寄り添うことができたのに、と思う。主人にとって最愛の母をなくした夫の悲しみを思うと申し訳なかった。

・また長男が25歳の時、膵臓に腫瘍があることがわかり、「余命宣告」を受けた。倫理指導を受けたら、「家族の中で一番わがまましている」と言われ、予想外の指導にびっくりしたが、起業してから勉強会や自己啓発学習で忙しくなり、主人との会話がなくなっていたことを反省した。まず、主人に「ハイ」という言葉をかえし、悪口を言わないようにして主人に寄り添うように努力した。

・息子の病気を治すためにも、主人の実家の仏壇に手を合わせた。過去帳をみて、江口家の生命のつながりを発見した。主人が新築を建てたいと言っていたので、実家を解体して、新しい家を建築することにした。息子の為にも今出来ることをして応援しようと思った。

・しかし、息子は昨年4月、26歳でなくなった。生命は長さとか短さではないと、息子から教えられた。ちょうど水前寺倫理法人会が分封するときだったが、周りの人たちからたくさんの愛を受け支えられた。息子や先祖の方からもパワーをいただいた。

・土地の売買では、道路や近隣の方たちとの心の関係性がとても大切である。難しいと言って断るのは簡単であるが、私に仕事を依頼された人の気持ちを考えると、必ず商品にして売ろうと思う。何度もその場所を尋ねると、近隣の人から声をかけて下さるようになる。自分が変わると、周りも変わる。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。