熊本県倫理法人会

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8月05

【水俣芦北】村上尊由・幹事(熊本市南)がMSで講話

熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー

衝撃的な新入社員研修での出会い

8月3日のモーニングセミナーでは、熊本市南倫理法人会の村上尊由・幹事((株)エコファクトリー代表取締役社長)が、「全ては運命自招。父母に感謝して」をテーマに約35分講話を行いました。以下は、講話の抜粋です。

私の名前は、父の「尊」と母の「由」をいただいて「尊由(たかよし)」です。佐賀大学で建築を学び、2016年に父が経営するエコファクトリーに入社しました。

倫理との出会いは、大学院を卒業したばかりの3月末、父から新入社員研修に参加するように言われ、静岡県にある倫理研究所の新入社員研修に参加した時です。全国各地から約100名の新入社員ばかりが参加した23日の研修でしたが、それまでの学生生活を大きくくつがえす経験で衝撃的でした。挨拶や返事の仕方、食事の作法、後始末の大切さ、チームプレーなどを学ばせていただきました。

4月に入社してすぐに熊本地震に見舞われました。熊本市内水前寺にある自宅も事務所も被災して、悲惨な状況になりました。そんな時、父は「こうした時だからこそ、自らが支援側に回ろう」と言って、地域の支援活動に取り組みました。私は、自然の力の大きさを目の当たりにしましたが、地域の方が涙を流して「ありがとう」とお礼を言われる姿を見て貴重な経験をしました。

父の講話を聴いて、「家庭の苦難」のことを初めて知る

同年9月、熊本市南倫理法人会から幹事のお役をいただき、モーニングセミナーに毎回参加するようになりました。父の講話を何度か聞く機会があり、そこでかつての家庭が抱えていた苦難のことをはじめて知ることができました。

父は私にとって小さい頃からヒーロー的な存在でしたが、いつの間にか夜になっても帰って来なくなり、夫婦喧嘩をするようになりました。ある日父が「おれが大黒柱だ、つべこべ言うな!」と言ったので、母に「大黒柱って何?」と聞いた覚えもあります。父は祖父の会社の保証人倒れになりそうになり、その金額の大きさに驚きました。

この苦難の中で父が苦労した経験と「ありがとう」の実践、倫理を学んで変化してきたことがわかりました。父は帰宅するとにっこり笑って一人ずつ挨拶していました。その変わりようは当時の私(高校生で)は気持ち悪いくらいに感じました。そして父は、倫理法人会に入ってから柔らかくなりました。母も明るくなり、父は皿を洗ったりご飯を作ったり、当時自分を変えようと努力していたことが講話の機会でわかりました。線でつながった感覚です。

後継者倫理塾でたくさんの仲間と出会い、人生の財産を得る

私は、201910月から始まった後継者倫理塾1期生として参加して約1年間学ばせていただきました。入塾前は躊躇しましたが、父から「チャンスは今この時にしか訪れない」と言われ参加しました。参加した11人全員が「入塾して良かった」と共感し卒業しました。「自己を知る」ことに始まり、万人幸福の栞の実践や倫理経営の学びを通して、どんどんモチベーションも上がり涙で卒業しました。

特に栞第13条の「本を忘れず、末を乱さず」(反始慎終)では、親祖先への感謝と共に月1回の墓参を決意し実践するようになりました。「一番の親孝行は、親を安心させること。『ご恩』、『初心』、『親への思い』を忘れない」ことを学びました。たくさんの仲間と出会い、人生の財産と思っています。昨年社長交代しましたが、倫理塾を通して倫理経営を学びこれからも親祖先への感謝を深め実践し自己革新に繋げます。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。