【 「ありがとう」の絶大な効果 】熊本市南 経営者モーニングセミナー
講話者:熊本市西倫理法人会 相談役 西田 紀雄 法人レクチャラー
テーマ:「倫理の学びに感謝」
2022年3月15日(火)、第452回 経営者モーニングセミナーが開催されました。
父親との裁判
今年で会社が99周年。私は4代目で息子が5代目。私が20代の頃はろくな生活はしていない。親父と一緒に仕事していたが仲が悪く、親父の会社を出て同じ熊本市内に同じ屋号(漢字とカタカナの違いはあるが)の会社を作った。しかし、親父から「類似の屋号」ということで訴えられ、裁判することになった。当時の裁判長から「原告と被告は親子ですか?」と聞かれ「そうだ」と答えると裁判を打ち切られ、裁判長の部屋へ呼ばれた。そこで、私には「屋号を変えろ」と、親父には「裁判でかかった費用、屋号を変えるに伴う費用は全てお父様が払うこと」とのことだった。結局私は親父の会社に戻った。
尊敬する先輩から何もわからずに入会させられた倫理法人会
倫理法人会に入会したのは、尊敬するO先輩からの誘い。夜型人間のO先輩が朝型に変わったこともあったが、「俺はお前に悪いことには誘わん。いいから何も言わずに印鑑を押せ」と言われて、押印した(笑)。O先輩はとてもかっこいい人。まだ熊本県倫理法人会しか無い頃に、熊本市倫理法人会を設立する際に、500社を目指すと公言され、O先輩が1人で100社、後の400社を皆で頑張ろうということで、本当に達成してしまった。最初、神水苑に6時に来いと言われ、夕方の6時にいったが誰もいなかった(笑)。本当に何も説明は聞いていなかった(笑)。
セミナーが朝にある理由
最初の1回以外はモーニングセミナーに無遅刻無欠席で通った。モーニングセミナーは何故朝やるかというと、朝起きが自分の我がままがでる1丁目1番地だから。週に1回、朝起きができてくれば自然と我がままが取れていく。講話はおまけみたいなもん。息子が倫理法人会に触れたのは当時のユースクラブ(現 青年委員会)に入れたこと。私は、27歳の息子がモーニングセミナーに3年間無遅刻無欠席だったことのみを物差しとして、社長を譲った。3年間無遅刻無欠席だったということは、ある程度我がままは取れたと判断した。
「ありがとう」という言葉は本当に凄い
私はとても健康。年に1回の人間ドッグで1回も指摘されたことはない。それはストレスが無いから。どうしたらストレスが無くなるかというと、ありがとうと言うこと。江本勝の「水からの伝言」には、2つのコップに水を入れて、片方のコップには「ありがとう」と声を掛け、もう片方のコップには「ばかやろう」と声を掛けたところ、「ありがとう」と声を掛けた方を顕微鏡で見ると綺麗な結晶となり、「ばかやろう」と声を掛けた方は汚い結晶となったとのこと。人間の体は8割が水分。ありがとうと言うことで、人間関係が良くなる。妻で試した。妻は1度私に何か指摘すると、今まで貯めていた貯金(言いたいこと)を重ねて言う。ある日、いつものように妻が私に指摘をしてきた際に、「ありがとう、言われて気が付いた」と言ったら指摘は1個で済んだ(笑)。最初にありがとうの実践をしている人を聞いたのは八代北のモーニングセミナーで農家の会員さんの講話。その人は、朝礼で農作物にありがとうと言い、田んぼの四隅にはありがとうという看板を掲げている。その方の農作物は熊本では手に入らない。東京の高級品売り場で売られている。その野菜はどんなアレルギーの方でも食べれるし、花粉症が治るようなレンコンもある。ありがとうの言葉は本当に凄い。
ありがとうの理由を考える
ありがとうでストレスを溜めない方法。例えば前の車が遅くて、前の車は信号を通過、私は信号停止。えーいくそと思うが、その時にありがとうと言う。次が大事。ありがとうと言った後、後付けでもいいからありがとうの理由を考える。例えば、私は前の車のおかげで合うかわからない事故を未然に防げたとかなんでもいい。ありがとうと言って理由をつけるかつけないかで天と地ほどの差がある。栞にも「病気になっておめでとう」という言葉がある。意味は自分の生活の不自然さを教えてくれるということ。飲みすぎて、冷房をつけっぱなしで寝てしまい、風邪を引いた。生活の不自然さを反省して、ありがとうと言いながら市販の風邪薬を2錠、ありがとうと言いながら飲んだ。それだけで風邪は治った。薬を飲む時もありがとうと言う。飲んだ後妻が、「お父さんこれは2年前に賞味期限が切れてる」と言ったが関係ない、命の下を謹んでいただきます、これが良いと思い飲む。講話が終わったらありがとうシールを皆さんに差し上げます。何のご利益も無いけど、ありがとうの実践をするツールとして使ってください。
一番大切なものは自分
万人幸福の栞をなめてはいけない。ここに書いてあることは全て正しい。やってみる。正月に脳梗塞まがいを経験した。朝起きたら体を起こすことができない。なんとか立上り、モーニングセミナーに出かけた。車に乗って煙草に火をつけたがおいしくない。脳神経外科でMRIもとったが以上無し。食欲もなかったが、うなぎが食べたいと思い、うな丼を食べたことが転機となり、食欲が戻った。食後にたばこを吸ったらとてもおいしかった。たばこは私にとっては健康のバロメーター。医者から言われてタバコをやめた人がボケて、あるキッカケでタバコを吸い始めると半年でボケが治ったという事実もある。朝起きれなかった時、自分の魂が天に上るような感覚があった。命は天の領分だと感じた。栞の中で実践が一番難しいのは16条尊己及人、自分を一番大切にしないといけない。みんな暴飲暴食したりして、自分を大切にしていない。これができて初めて17条人生神劇となる。最後に、ありがとうシールはできれば夫婦で使っていただき、お互いに良くなってください。
会長挨拶。急に暖かくなりました、体調を崩されている方も多いようです。気分を変えたかったので、会員の斎藤様(アデッソ)のお店でこのスカーフを買いました。服装でテンションが上がるのは女性特有(笑)とのこと。
会員スピーチは村上尊由幹事。社長になって、毎日朝礼で社員さんに言葉を発する。人前で話すのは苦手だったのに、倫理法人会の活動で鍛えられた。社員さんあっての会社なので、その時に感謝を伝えるようにしている。また、娘の初節句で両親と会食した際も、両親がいたから、そして妻の両親がいたから今があるのだと改めてありがたいなと感じた。
本日は、28社32名のご出席をいただきました。また、Zoomでのご参加は4名でした。ご参加、誠にありがとうございます。
以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有現会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。
また来週、サイナラ~。