熊本県倫理法人会

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3月16

【水俣芦北】甲斐昇一郎・法人レクチャラーが講話

経営者の集いテーマ:「『苦難逆境を乗り越える』~逆境に倫理」

水俣芦北倫理法人会では、3月15日午後6時半から、「経営者の集い」を開催しました。法人レクチャラー・大分県倫理法人会 甲斐昇一郎・副幹事長((株)藤野屋代表取締役)が「『苦難逆境を乗り越える』~逆境に倫理」と題して講話を行いました。以下は講話の要約です。

藤野屋は、1594年、ろうそく業として創業して以来420年の歴史を経ながら、時代環境と共に業種を変えて事業を営んできました。現在は、飼料・鶏卵販売、ブロイラー業や養豚場を経営しています。

2004年、27歳のときに地元竹田市に帰り、父の会社である(株)藤野屋に入社。売掛未収金2億円、貸付金1.5億円(合計3.5億円)を約3年で全額回収した後、直営農場や最新の養豚場・養鶏場を建設していきました。さらに事業を拡大していこうとした矢先、地元住民の壮絶な反対運動に遭遇、思いがけない苦難に直面しました。

しかし、倫理の学びを通して反対者の不安や心配する気持ちを嫌がらず、払拭してあげようと決意、欧米やデンマークで実施されていた新技術を採用して環境対策に取り組みました。約20億円の費用がかかりましたが、「金額の問題ではない、やれることは全部やろう」と努力した結果、県が認めると同時に、国のモデル事業として表彰されることになりました。完成した事業所の見学会を行ったところ、地元の方も納得され、苦情がなくなりました。

「人を憎まない。事を憎んで人を憎まず」

新しいことを始める時は試されます。倫理は、心の持ち方の勉強です。苦難の時、逃げない、諦めない、暗くならないことが大切です。私は、倫理を通して「人を憎まない。事を憎んで人を憎まず」ということを学びました。

1回のモーニングセミナーは、心の整理整頓になり、心をリセットする場になります。私は、モーニングセミナーで救われたことを感謝しています。ご清聴ありがとうございました。

この要約文は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。