【水俣芦北】吉見和晃・県南地区長がMS講話
令和3/10/20(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー
熊本県倫理法人会 吉見和晃・県南地区長(吉見自動車 代表)が、「コツコツと笑顔で」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の要旨です。
吉見自動車は父の代から始まり、今年53年目で私は2代目になります。ダイハツ販売の熊本本社で整備の修業をしたあと、父の仕事を引き継ぎました。従業員が7名で、地域に根差した事業所を目指して営業をしています。
父から事業を引き継いだのは、民間車検事業場(指定工場)の代替わりに当たって、書類手続きをするときに、会社の代表も一緒に引き継ぎました。父は職人気質で、腕一本で自転車、バイク、自動車の仕事をしてきた人で、社長業としては「こうだよ」というのがなく、何をしたらいいのかわかりませんでした。
社長業を倫理法人会で学ぶ
社長業を学ぶために、商工会や倫理法人会に入会して学びました。モーニングセミナーでたくさんの経営者の方の「会員スピーチ」を聞いて、色々なタイプの方がいることがわかりました。そういう人たちから良いところを学ばせていただこうとモーニングセミナーに参加してきました。
毎週1回通い続けていたら、役職を与えられるようになりました。モーニングセミナー委員長を受けた時に、会場のカギを渡されました。午前5時には会場のカギを開けて、会場の設営をします。また、モーニングセミナーの後には、食事とみそ汁でおもてなしをします。終わったら、食器をクーラーボックスいっぱい家に持ち帰り洗っていました。それから朝型の習慣が身についていきました。その後、専任幹事や会長の役職を受けて、一歩一歩進んできました。
倫理の学びのおかげで、父と敬語で「お早うございます。今日もよろしくお願いします」とあいさつするようになりました。父と衝突やケンカをすることはなくなりました。
会長を3年間させていただいたときは、さらに倫理の学びが深まりました。会長は、役員さんに色々なことをお願いする立場になります。私は言ったつもりでも、幹事さんに「聞いていない」と言われることが発生します。コミュニケーション不足を感じることがあります。不思議と会社で起きることが会でも起きます。倫理法人会で気づいたことを会社で生かせることもあります。
「活力朝礼」導入が、会社の転機に
会社の朝礼に「活力朝礼」を取り入れたことが転機になりました。「職場の教養」を活用した朝礼はしていましたが、挨拶実習なども思い切って導入しようと思いました。倫理法人会の会員さんに「活力朝礼」の良さを紹介するためにも、自社でやらなければと思ったからでした。
社員には、「事業を伸ばし、売り上げや給料アップにつなげるため『活力朝礼』を導入したい」と話したら、「いいですよ」とすんなり受け入れてくれました。
研究所の講師の方が来られた際、「活力朝礼」を開始して4日目でしたが、会社の朝礼を視察に来てくれました。実習した後に、従業員は「気持ち良かった」、「前向きになります」などプラス言葉の感想ばかり述べていました。それ以来、今まで「活力朝礼」が続いています。
「活力朝礼」の効能は、心を整える場になり、毎日ぶれずに仕事をスタートできることです。
役をいただいても苦難やピンチはあります。社内の風通しをもっと良くしたいと思ったときに、「会社の看板や玄関をきれいにして、もっと挨拶に磨きをかけるように」という指導を受けました。かつて富士研で挨拶の練習をしたことがありますが、一人だけ元気であってはいけない、チームや会社員全員が揃っていなければならない、と気づきました。
「愛和のみそぎ」を毎朝実践
毎朝、目覚めてすぐに風呂場で「愛和のみそぎ」の実践をしています。お客様のクレームや良かったこと悪かったことを毎日洗い流して、両親・家族・従業員・お客様・取引先の方のために感謝の念を持つようにしています。夫婦仲も良くなり、職場にも良い影響を与えていると思います。
ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。