熊本県倫理法人会

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9月23

【水俣芦北】光の森倫理法人会 来海恵子・顧問が講話

令和3/9/22(水)水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

9月22日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、光の森倫理法人会 来海恵子・顧問(合志市市議会議員)が、「利他心を実践する先にあるもの!?」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の要旨です。

 

【母から利他の心を教えられる】

私は四国の新居浜市の生まれです。弘法大師(空海)のお遍路さんが盛んで「お接待」の文化があり、お世話をさせていただくことは当たり前と思っていました。熊本に来た時に、「女のくせに、出しゃばって」と言われてつらい時もありましたが、私は「お接待」文化を貫こうと思いました。

私は、営業の仕事をした経験から、「ください、ください」と言うのではなく、利他の心で一生懸命地域の皆さんのことを考えて、楽しくて元気になり友達が増える方法を教えてあげることが大切だと思います。心にどんなに思っていても、口で言わなければ相手には伝わりません。人から「しつこい」とか言われるのを恐れてはいけません。

私は母から、「10人に話して10人全員に理解してもらおうと思ってはいけない。一人でも『ありがとう』と言ってくれたら、『もうけもん』と思いなさい」と言われました。それが利他の心です。そうしたら、それまで肩こりで学校を休んだりしていたのが治りました。母は凄いです。

 

【三つの魔法のことばがあれば、かわいがられる】

母は、また私に「ごめんね、不細工に生んで…。ブスがブスっとしていたら余計にブスに見えるよ。不細工でもかわいがられる方法を教えてあげる」と言って、魔法の言葉を三つくれました。

「お早うございます!」、「有難うございます!」、「ごめんなさい!」

この三つが言えれば、不細工でも少々頭が悪くても、困ったときに周りが助けてくれます。学歴が高いとか、会社の社長であっても性格が悪かったら困ったときに誰も助けてくれません。だから、人から何か言われたら謝ります。「ごめんなさい」。この三つの魔法の言葉と「もうけもん」という母の教えを守って、今まで生きてきました。

合志市に引っ越して1年2か月しかならないのに議員に当選させていただきました。親戚もなく同級生もいなくて私以外は皆他人でした。選挙の後、私に対するバッシングが始まり、心が折れそうになった時もありました。しかし、私を当選させてくれた人たちの思いをからって(背負って)います。だから、「逃げるわけにはいかない。逃げるわけにいかないのだったら、一生懸命良い町にしようと頑張ろう」と決意してから、20年になります。たった一つの公約が「今合志で何が起こっているか、私がお伝えします。私をパイプ役にさせてください」でした。

 

【大人の本気を見せて、市民のために生きる】

私は、当選させていただいてから毎月1回「議員だより」を出しています。毎月原稿を書いて、最初は1000部印刷して、一人で歩いて配りました。今では、毎月8000部を配っています。朝の交通指導も年間190日くらいですが、15年間継続してきました。子供たちが大きくなって、落ち込んだ時に「合志市は良かった」と思えるような、いつでも帰れるふるさとづくりをコツコツしています。

大人の本気を、子供や市民に見せてあげています。利他の心で市民のために生きています。そういう私の姿を見て、喜んで応援して下さる市民の方がおられます。自分が貪るのではなく、市民のために市民のそばにいることが大切だと思います。

水俣は、地震や水害やいろいろな苦難がありましたが、その都度立ち上がってきたのは素晴らしいと思います。大変だったですが、もっともっと輝いて熊本の太陽となり、希望の地になっていただきたい。光の森は、東のパワースポット、水俣は西のパワースポットとなり、お互いに熊本県を元気にしていきましょう。ご清聴ありがとうございました。

この投稿は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。