熊本県倫理法人会

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3月24

【水俣芦北】MS講話「幸せな人生の終い方」

令和3/3/24(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

 

3月24日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、玉名南倫理法人会 原 明宏・研修委員長(㈱石結 代表取締役)が、「(本を忘れず、末を乱さず)幸せな人生の終(しま)い方」をテーマに話されました。以下は、講話の要旨です。

「万人幸福の栞」第13条『本を忘れず、末を乱さず』の中に「小さいことに末を乱す人は、大切な事に終わりを全うしない。その極は悲惨な死様(しにざま)をすることにさえなるのである」とありますが、幸せな人生の終い方をするために、私の体験をもとに、一つでも皆さんのお役に立てればと思います。

私は、20年にわたり葬儀社に勤務した後、お墓屋さんをしており、ご供養に関する経験を積んでまいりました。昨年8月に父を脳血栓で亡くしました。父が亡くなる34日前に会った時は元気だったので大丈夫と思っていました。エンディングの話はしていますが、自分は実際に行うことはできませんでした。知っていることと、やれることは違うわけです。

死は、必ず訪れるものです。楽観していたら不幸を招きます。トラブル、困りごとを解決する方法は、エンディングノートを書いておくことです。葬儀をした方で6割の方は、エンディングノートを書いておくべきだ、という調査結果があります。死を見つめる時に大切な事は、①自分から見る、②家族から見る、③社会から見るということです。

エンディングというと葬儀のことだけを考えがちですが、その前後のことが重要です。「生前整理」、「相続」、「医療」、「介護」、「終末医療」、「葬儀」、「死後の手続き」、「お墓」、「納骨」、「仏壇」、「遺品整理」、「ご供養」などです。突然亡くなった場合は、荷物の整理や片付けが大変です。元気なうちに処分することです。家族で話し合って、情報を共有出来たら素晴らしいです。

エンディングノートを活用することをお勧めします。「自分」に関することでも、仲のいい人や一番の親友は誰か、趣味や好きな食べ物、好きな花など書いておくと、後日役に立ちます。もしもの時の連絡先リストや延命治療について抑えておくと良いです。財産などについても記入しておくと、相続をめぐって裁判が起きたりすることも減ります。エンディングノートを記入することにより、生き方を考えたり、元気に生きがいを持って生きることができます。ご清聴ありがとうございました。

 

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。