熊本県倫理法人会

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3月22

【水俣芦北】 「経営者の集い」を開催しました

令和3/3/16(火)熊本県 水俣芦北倫理法人会 経営者の集い

 

3月16日夕、水俣芦北倫理法人会のナイトセミナーでは、法人レクチャラー 梶原博司・福岡県倫理法人会広報委員長(福岡メッキ技研工業㈱ 代表取締役)が、「倫理との出会い~苦難を越えて」をテーマに話されました。

 

梶原・レクチャラーは、大学卒業後、福岡製紙㈱に入社して9年間勤務されましたが、叔母さんが経営される福岡メッキ技研工業㈱に転職。その21年後に、叔母さんに代わり代表取締役に就任して経営者としての道を歩まれました。そこから、梶原氏の苦難が始まりました。

「会社を引き継いだ時は、倒産間際でした。資金繰りのため奔走してまわりました」

「業績が回復した後、リーマンショックが来て売り上げが半減しました。毎月のように銀行や仕入れ先と交渉しました。景気が良いときは喜んで融資してくれますが、払えなくなるとボロクソに言われました」

「寝ても覚めても、資金繰りの生活でした。だんだん眠れなくなりました。妻に会社の話をすると家の中が暗くなるので、話さなくなりました。夜は、走りました。疲れて眠れるようになりました。そして、考えるのはやめようと思った瞬間に、気持ちがスーッとなりました」

そうしたさ中、博多倫理法人会に入会。同氏は、「万人幸福の栞を読んだときに、自分が苦労して気づいたことが、全部ここに書いてあると思いました。もっと早く倫理に出会っていれば、それまでのような苦労はなかっただろう」と語られました。

その後、毎週モーニングセミナーに通い、倫理を熱心に学ばれました。博多倫理法人会で事務長や会長を拝命され、倫理活動にも積極的に参加するようになられました。

梶原・レクチャラーは、経営者の姿勢について、「社長が『やめた!』と諦めたら会社は半日で終わります。しかし、社長が諦めなければ、いい方向に回っていきます」と述べ、『苦難福門』について、「苦難を我慢するということではなく、苦難に立ち向かって、苦難が訪れた原因を消していくと苦難が来なくなります。そのためには、目の前の小さなことを見逃さないことです」と結ばれました。

 

もっとたくさんの経験談をお聞きしたのですが、苦難の大きさに圧倒されました。経営者には、多くの苦難があるとともに、その苦難に対する心の持ち方が極めて大切なことだと学ばせていただきました。様々なことを率直にお話しくださった梶原・レクチャラー、本当にありがとうございました。(文責:広報委員長 森下國博)