熊本県倫理法人会

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5月09

【水俣芦北】池澤千恵子・熊本県倫理法人会MS委員長が、スペシャルナイトセミナーで講話

テーマ:「『信じ切るの奇跡』~川の字で眠った8か月~」

令和8年度最大のイベント「スペシャルナイトセミナー」が、令和8424日(水)の夕べ、水俣市あらせ会館で開催されました。(一社)倫理研究所の法人レクチャラーであり、熊本県倫理法人会の池澤千恵子・MS委員長(()いけざわこどもクリニック常務理事・(株)RMK代表取締役)が、「『信じ切るの奇跡』~川の字で眠った8か月~」をテーマに、コロナ禍で受けた苦難とそこで見つけた宝物についてお話しされました。講話は約1時間におよび多岐にわって豊富な体験を披露されましたが、ここではとくに息子さんとの親子関係についてのエピソードと倫理体験についてご紹介します。

・池澤さんは、福岡久留米にて小児科医の池澤滋氏と結婚され、2002年、夫の故郷熊本で医療法人いけざわこどもクリニックを開業されました。3年後に倫理法人会に入会し活力朝礼を取り入れ、病院の評判がとてもよくなり、5人のスタッフで始めた病院が、5年目で20人以上に増えたそうです。

・キャパオーバーになったため、合志市に2000坪の土地を購入して2軒目のクリニックを建設されました。池澤さんは、10年間専業主婦でしたが、開業してからは事業主の妻として仕事に没頭していかれました。息子さんはとても素直で、中高一貫の学校を勧めたら受験して寮に入り、13歳で家を離れられました。

・病院は順調に経営されていましたが、2020年のコロナ禍が広がってきたある日の朝、病院の予約システムが突然真っ白になりました。ロックダウンで子どもたちが家にこもるようになったため病気がうつらなくなる受診控えが起こり、病院が暇になってきたのです。そのころ地元のIT企業に就職したばかりの息子さんが両親と同居するようになり、3か月後はリモートワークとなって一日中家にいるようになったそうです。

・自分たちと社会の生活のズレに罪悪感を感じた池澤さんは、高級車と7LDKの自宅を売却されました。そして病院の2階にあった職員の休憩室に住み込むようになりました。段ボールの箱に囲まれて、池澤さんとご主人と息子さんの3人が川の字になって寝る生活が始まりました。

・そうした中で、息子さんが「会社を辞めたい」と言い出し、池澤さんは「石の上にも3年」とか「会社を9か月で辞めたら採用する会社はないよ」と話して説得しても無駄でした。息子さんが、仕事を辞めたまま、社会に出れなくなるのではないかと夫婦で心配していたそうです。

・ある日、「モーニングセミナーに行ってみないか」と誘ったら、開始5分前に会場に現れたそうです。役員さんたちが「R君、イエーイ!」と言って大歓迎したら、息子さんが「イエーイ!」と返しました。池澤さんは、そのとき初めてふざける息子さんを見たそうです。その後、息子さんは嬉しくなったのか毎週モーニングセミナーに通うようになりました。

・さらに幹事と同じ、午前5時からMS朝礼に参加するようになりました。池澤さんは、「ハイの実習」で大きな声を出して「ハイ!」と言う息子さんの姿を見て、とても嬉しくなりました。

・数か月後、池澤さんが息子さんに「今まで聞いた講話の中で、誰の講話が印象に残っているか」聞いたら、法人レクチャラーの姉川敏信氏(久留米南倫理法人会相談役)だと答えました。親の期待を裏切って生きている娘さんのすべてを受け入れて取り組んだ姉川ご夫妻の実践体験に感動していました。池澤さんは、いてもたってもおられずに姉川相談役に連絡を取って倫理指導を受けました。すると、「自分の親を否定している。故郷に行って謝ってきなさい」と指導を受け、すぐに実家の仏壇にお参りして「父ちゃん、本当にごめんね。どうか息子のRを助けてください」と謝りました。

・数日後に息子さんの就職が決定しました。息子のRさんは引っ越しの際に「お母さん、今までお世話になりました」と言って、両手を広げて池澤さんに飛び込んできました。夫が見送りに来た時も二人は抱き合っていました。倫理を学んだ4か月で息子さんが本当に成長したことを確認しました。池澤さんは、半年間無職だった息子さんを「引きこもり扱いして本当に悪かった」と反省されたそうです。

・池澤さんは、「信じることと信じ切ることの違いを学びました」と前置きし、「『信じること』は、相手をコントロールしようという気持ちがある。『信じ切ること』は、信じて、切って、離れることであり、相手に任せることです」と結ばれました。息子や職員を信じ切ることで、相手が任されたことを自分の人生として舵をとることを意識し始めると強調されました。池澤様、奇跡と感動の素晴らしい講話をありがとうございました。