【水俣芦北】楠木まよ・法人レクチャラーが「経営者の集い」で講演
テーマ:「~宝の山に入(い)る準備~」
令和7年7月15日(火)のナイトセミナー「経営者の集い」では、鹿児島北倫理法人会の楠木まよ・法人レクチャラー(楠木コンサルティングソリューションズ代表)が「~宝の山に入(い)る準備~」をテーマに約50分講話を行いました。 50代で起業した主婦の楠木・法人レクチャラーが、倫理という宝の山に入って数年で成長された体験に深く感動しました。以下は講演の抜粋です。
・鹿児島県内の公立中学校で音楽教師として勤務していた時に出会った先輩教師と結婚。ドイツに派遣される夫のために退職して夫と同行し3年間ドイツで生活。日本に帰国してからどんどん転勤していく夫について行き、自分は仕事らしい仕事ができなかった。夫から「2年後に退職するから、今度はあなたが世帯主になって働いてほしい」と頼まれた。
・様々なアルバイトで働いたが、事業を始めようと覚悟を固め、音楽講師や結婚相談所をかわぎりに人材育成業・教育事業を始めた。そうした中で、2021年6月に出会ったのが鹿児島北倫理法人会だった。
・はじめて経営者モーニングセミナー(MS)に参加してびっくりした。輝くような笑顔で拍手をして皆さんが迎えてくれた。みんなやる気に満ちていた。3~4度参加しているうちに好きになった。『万人幸福の栞』の輪読で、自主的によどみなく交替に読み進んでいたことにも感動した。
・私は哲学が好きでニーチェ、ソクラテス、シュタイナーなどを読んでいたが、それらから学んできたことが『万人幸福の栞』に全部入っていて驚いた。「この本が欲しいです」と話したら、「では、入会して下さい」と言われて、すぐに入会した。
・毎週鹿児島市内4か所のMSに参加して回った。何かがあれば『万人幸福の栞』を開いてみると必ず、回答が返ってくる。これを持っているだけで宝の山だ。私のレッスン生にも「すごいよ」と勧めたら、参加したいと言う人がたくさん出てきた。6~7人が参加する日もあり、入会も続き、役員さんが驚くほどだった。ところが、途中でやめる人が出てきた。「朝が起きれない」とか「ピンとこない」とか理由を言う。『万人幸福の栞』の中に17カ条の条文があるが、全部を学ばないでやめてしまうのが残念だった。
・第1条の25ページに「世の中には宝の山に入りながら、素手でぶらぶら引き返す人が、どれだけあるであろうか。思い立つ日が最上吉日である」とある。 私は、「手を空しくして帰るとは何か」を考えていた。宝の山に入る前に何も【準備】しないで行くと宝の山に気づかない。【準備】していくと宝に気づく。予習をすると気づく。気づきは直観である。
・明日のMSは第4条「万象我師」を輪読するが、読まないで行くと「ふ~ん」という感じで終わるが、もし今夜予習をして読んだら心に響くところがどこかあると思う。そして、『明日は輪読で「ここを読むぞ」』と決心するかもしれない。 【準備】して覚悟して腹をくくって参加すると、言葉が宝になる。言葉が自分の人生を変えるかもしれない。頑張るぞという力が、ここから出てくる。
・準備することがどれだけ目を開かせるか。それをこの頃気づくことが出来た。 倫理法人会のセミナーに来たら、必ず何か一つ宝を掴んで帰る。もう今日で死のうと思っていたのに、「頑張るぞ!」という力が与えられる。 実際にそういう人に出会ったことがある。「来て良かった。もう一回生き直す決心がつきました」と言ってボロボロ泣いて行かれた。
・だから、人生を変えるくらいの宝がここにはある。すべてはこの『万人幸福の栞』の中にあるし、気づかせてくれるのは倫理の仲間。ひとりで読んでもわからない。輪読しながら、ここで聞くから「そうだ!」とわかる。その瞬間メチャメチャ嬉しい。自分が脱皮したような、生まれ変わったような「まだ頑張れる」という気がしてくる。その喜びを分かち合いたい。 実践・実験の結果を発表する場がこの場であり、この宝の場に出会えたことが本当に有難いです。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。