【水俣芦北】門田保則・熊本県倫理法人会会長がMS講話
テーマ:「万人幸福の道」
令和6年10月16日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、熊本県倫理法人会の門田保則・会長(法人レクチャラー、(有)橋本建設 取締役会長)が、「万人幸福の道」をテーマに講話を行いました。門田会長は、倫理法人会との運命的な出会いから自身の倫理体験を紹介しながら、令和7年度熊本県倫理法人会の活動方針について発表されました。ここでは主に倫理実践について紹介させていただきます。
・私は、平成17年7月、(有)橋本建設の代表取締役を受けてすぐに荒尾市倫理法人会に入会した。先輩が来て「社長就任おめでとう。社長就任お祝いに来たよ。これに印鑑を押してよ」と言われて出された書類が倫理法人会の入会申込書でした。その時は、前社長が病気で急に亡くなられて私が社長になったばかりで、何をどうしたらいいのかわからずに迷っていた。すぐに入会申込書を書いたが、その時入会して本当に良かったと思っている。
・私は平成19年専任幹事になり、富士研修に誘われた。会社は4人の社員しかいなかったので、とても参加できないと思ったが、先輩から「まず心を決めなさい。決めると行ける」と言われた。社員と話し合って、私の仕事を社員に割り振っていった。事前に書類作成もお願いしたらなんとか参加することができた。当時は、妻との関係がうまくいかず、会社も2000万円の借金があった。
・富士研では、実践力・生命力・チームワーク・セブンアクトなど徹底して学んだ。6~7名が一つの班になってあいさつ実習や食事、掃除などをしながら2泊3日共に行動した。全国から120名ほどが参加していたが、富士山の麓、森の中という非日常の生活の中で研修を受けて、参加者の皆さんととても仲良くなった。帰りは「ありがとう」と抱き合って別れるほど感動した。
・そうした中で、倫理指導を受けて妻のことを相談した。すると「父と母の足を洗いなさい」という指導を受けた。妻とのことを相談したのに、なぜ両親の足を洗うのか疑問だった。すると指導員からずばり「あなたはお父さんとお母さんを尊敬していますか?」と聞かれた。実は両方とも尊敬していなかった。家は貧しく、私は8人兄弟の長男だったので、いつも家の手伝いをして遊ぶ時間もなく我慢ばかりしていた。妻との関係は、両親との確執から来ていた。両親との確執が解決されたら妻との関係も解決されて、離婚の危機を免れた。
・私は、それ以来『万人幸福の栞』を毎日ポケットに入れている。何か問題があったり、悩みがあるときは、それをすぐに開くようにしている。すると開いたところにヒントがある。今はボロボロになっているが、本当にありがたい本である。
・今実践していることは、①「みそぎ1000日」、今日が958日目だった。令和4年2月24日、空港でロシアがウクライナに侵入したニュースを見て衝撃を受けた。今の時代なぜ争うのか?!世界平和・人類の幸せを願ってみそぎを始めた。おかげさまで健康です。
②「先約優先」。役職がたくさんあるが、先約優先で生活していると悩まない。③「トイレ掃除」。④「朝から、妻に笑顔で挨拶する」。出張しているときはメールしている。⑤毎月28日(義父の命日)には、妻の実家に行き、義母と2時間ほど会話してくる。
・人の喜びが我が喜び。家族が小さい孫までいれると46人になるが、バーベキューやクリスマス会、餅つきなど楽しくやっている。家族で夏祭りをやったら、近所の方たちもたくさん参加してきた。
・61歳になって後継者に社長を譲ったところ、私は会長という役職をいただいた。社員が16名になった。年に一度社員旅行に行く。平日に仕事としていき、コミュニケーションづくりを行う。寝食共にしながら楽しい時間を過ごす。地域のためにもさまざまな活動をしているが、皆さんの笑顔を見れて、とてもうれしい。倫理法人会でも皆さんの笑顔のために全力で働こうと思っています。ご清聴ありがとうございました。この講話文は講話者の承諾を受けて掲載しています。