熊本県倫理法人会

096-288-9398

お知らせINFORMATION

8月14

【水俣芦北】松永和典・幹事がMS講話

テーマ:「倫理とモモちゃん」

令和6810日(土)の経営者モーニングセミナー(MS)では、水俣芦北倫理法人会の松永和典・幹事(日本郵便㈱湯浦郵便局長)が「倫理とモモちゃん」をテーマに講話を行いました。郵便局の民営化や芦北町の水害、コロナ禍などこれまでの経緯や倫理法人会との出会い、3年間の実践について明るく楽しく語っていただきました。以下は講話の抜粋です。

・郵便局が民営化されてから営業の会社になり、目標を達成することが使命だと感じて、お客様のために仕事をしてきた。かんぽ問題では総務省から改善命令が出されて倫理観の欠如が指摘されたが、そういう結果をみて色々考えさせられた。

・コロナ禍の時は、常識が常識でなくなり、自分の意識も変わり、一人で過ごすことも増えた。

・令和2年7月の水害では自分の周りは大きな被害はなかったが、身の回りの環境は災害級のすさんだ状態になってしまっている。このままではゆでガエル状態でなんとも思わなくなってしまうのではないかと気づき始めた。そうした中でヤギが自分の家にやってきた。犬や猫は抵抗があったが、ヤギは抵抗がなかった。

・名前をモモちゃんと名付け可愛がった。まもなくして赤ちゃんを出産したが、予備知識や設備がなくて数日後になくなる。かわいそうなことをしたと猛省。2頭目のヤギを購入、メス2頭を育てレンタルでオスのヤギを借りてきて交配させたところ、それぞれ2頭ずつ出産して6頭に増えた。このころ、義父の死去や結婚した長女の最初の赤ちゃんの死産などが重なり、命の尊さを感じた。その後長女が2回目の妊娠をして出産した時は、「生まれてきてくれてありがとう」と心から感謝することができた。

・今年6月には、次女が結婚した。人生はいろいろあるが、「万事塞翁が馬」ということであり、倫理で言う「これで良し」だと思う。その時その時を一生懸命生きていけばいいと思っている。

・倫理法人会に入会したきっかけは、令和3年9月、同級生の川口誠二さんとヤギのことで相談し1時間立ち話をしたときだった。それまで何度か入会のお誘いを他の方からも受けていたが、「知識は借りられるが、経験は借りられない」と思い、入会するまでに至らなかった。

・ところが、その時の川口さんからは倫理が溢れ出していた。コップに水があふれ出るように倫理があふれ出ているのを感じて、多分それで心を動かされたのだと思う。それから入会してMSにも参加するようになった。

・最初はMS会場に来れずに、ZOOMで参加することができて有難かった。役職をいただいてから会場準備のため早く行かねばならなかったが、できていなかった。昨年9月からMSが土曜日開催になり、5時に来ることができるようになった。

・倫理を学んで実践していることは、①「妻へのハイの実践」。これはやったほうが良い。逆らったらいいことはないと実感している。②「目が覚めたら起きる」。だらだらしないでひとまず起きると、その日の行動に違いがある。③「靴並べ」。祖母は90歳を過ぎても、いつも玄関の靴を杖で並べていた。倫理に入って祖母の偉大さを知った。④「気づいたらすぐにする」をただいま実践中です。

・倫理法人会憲章の5番「自然を畏敬・親愛し、『地球人』たる自覚を深め、環境の保全と美化に貢献する」が一番気に入っている。「一隅を照らす」と言われる通り、自分のやれる範囲をやることを考え、これからどうするか。来年4月に定年退職した後、地元倉谷地区をユートピアの桃源郷にしたいと思っている。

・2018年から、何も作っていない農地を借りてヒマワリやコスモスを植えて地域の皆さんに楽しんでもらってきた。地区の人たちにはビジョンを話して賛同していただいている。倫理でリーダーシップを学んだので、自分が先頭に立って10年間続けようと計画している。明朗・愛和・喜働で楽しい地域にしていきたい。まず還暦に桃の木を60本植えて進めていきたい。ご清聴ありがとうございました。