【水俣芦北】平野美佐子・県女性委員長がMS講話
テーマ:「ワクワク・ドキドキ! 心はいつもダイヤモンド◇」
令和5年12月2日(土)の経営者モーニングセミナー(MS)では、法人レクチャラー、熊本県倫理法人会 平野美佐子・女性委員長(株式会社公明不動産 代表取締役)が「ワクワク・ドキドキ! 心はいつもダイヤモンド◇」をテーマに講話を行いました。倫理体験の見本のような講話に魅了されました。以下は、講話の抜粋です。
・私は福岡県豊前市にて誕生し、短大を卒業後、RKBラジオ、福岡日産自動車に勤務した。厳しい父親だったので反発していたが、父とは真逆のやさしい男性と結婚して娘3人を授かった。
・昭和59年、熊本市内に転居。平成9年1月から義父が経営する(株)公明不動産に入社し、経理の仕事をしていた。リーマンショックの1か月前に熊本市内白山通りに約100坪の土地を、銀行融資を受けて購入した。ところが、世界恐慌が起きて大変な事態になり、“不動産神話”が打ち崩されてしまった。1億円を超える借入だったので、毎月の金利だけでも50万円ほどあり、10人くらいの社員がいたため、毎月の維持費が1000万円ほどあった。固定収入はあったが、毎月200万~300万円足りない。
・私は自転車操業というのを初めて経験した。銀行などいろいろな所に頭を下げて回り、心が暗くなっていき、とてもつらい日々を過ごした。子供も小さかったため家庭も大変、義父も強い人だったので、それも苦しかった。夫も面白くなかったのか、熊本市内のネオン街に通うようになり、家庭から遠のいていった。
・私は、主人の気持ちが分からず、どうして私はこんなに不幸なのかすさんだ気持ちになっていた。そのとき乳がんを患うことになった。
・そうした中で、倫理法人会の学びに誘われた。昭和62年から熊本市倫理法人会に入会はしていたが、朝起きは苦手でMSには通っていなかった。平成24年4月花見の会に誘われて、倫理体験を聞いて、正しい生き方に向かって生きている人の新鮮なオーラを感じた。その時、女性の役員さんから「幸せになりたかったら、朝起きしたらいいですよ」と言われ、私は決意した。それまでの朝起きしない生活のカラを打ち破りMSに通い始めた。
・MSで「万人幸福の栞」に感激した。とくに第3条の「運命自招」が心に染みた。自分の運命を嘆いていたが、「自分が運命を切り開いていけばいいのだ!この栞は凄い!」と思い、何度も読み返した。何を実践したらよいかは「セブンアクト」に書かれており、徹底的に実践した。
・当たり前のことであるが、実践は難しい。まず、冷え切った夫婦関係を改善するため、挨拶の実践を始めた。当時は、夫婦で挨拶もしていなかったし、一緒に食事ができていなかった。「おはよう」と声をかけたら、夫は「えっ!」と言ったままびっくりしていた。毎日繰り返していたら、プラスアルファの言葉が加わるようになった。
・自分の中にある不安な心はだんだん不満になり、責め心になり、相手を責めていた。人は責められたら逃げるし、反発するもの。改善しようとはしない。「2~3か月後には会社がなくなるのではないか?」とか、私はまだ起きていないことを心配していた。そうではなく、「今出来ることを、今しよう!」と考えを改めて、小さなことを徹底して実践することにしたら、少しずつ改善されていった。
・そういうことを積み重ねて行ったら、社員の心も明るくなった。主人は脳出血で倒れる1年半前からMSに通うようになった。主人の心が仏様のように変わった。色々な人の話を聞いて、学んでくれた。冷え切っていた夫婦の絆を取り戻していった。
・家庭がうまくいくと会社の経営もうまくいくという事業体験を経験した。資金繰りもなくなり、会社はV字回復した。MSの力は凄かった。
・朝の食事も主人と一緒にするようになった。主人が、私の料理を「美味しいね」と言ってくれた。そして、「ありがとう」と言った。「僕は幸せだなあ!」と言葉を投げかけてくれるようになった。
・主人がなくなったあと、会社を清算しょうと思ったが、社員が「一緒に頑張っていこう!」と声をかけてくれたので、「わかった、やろう」と決心することが出来た。涙することなく、明るく楽しく前向きに仕事をしてきた。それも「万人幸福の栞」・倫理経営の学びがあったからこそ、ここまでくることができたと思っている。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。