熊本県倫理法人会

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7月06

【水俣芦北】野中優三・阿蘇会長がMS講話

令和575日のモーニングセミナー(MS)では、阿蘇倫理法人会の野中優三・会長(クマレキ工業(株)代表取締役)が「倫理に出会って」をテーマに講話を行いました。以下はその抜粋です。

・私は、昭和341月、大分県下毛郡耶馬渓町(現在の中津市)生まれの64歳。52年、地元の工業高校を卒業して東京本社の道路舗装建設会社に入社。宮城県仙台市を皮切りに福島県、千葉県、熊本県など転勤を繰り返していた。平成26年、熊本営業所長の時に、現在のクマレキ工業(株)の創業者からM&Aの相談を受け、個人ではできないので会社の上司に相談したことで話がトントン拍子に進み、当社の代表になった。今年で10年目となる。

・平成293月、阿蘇倫理法人会のモーニングセミナーに4回参加して感銘を受け、翌月に正式に入会した。

・私は結婚して養子に入っていた。最初は大事にされたが、だんだん思うようにいかなくなり、義母との仲がだんだん悪くなった。口をきかなくなってから20年も経過していた。倫理の勉強を始めてから、徐々に会話をするようになり、義母に親不孝をお詫びしたらにっこり笑って許してくれた。義母の晩年の頃には随分仲良くなれた。

・私は32年間単身赴任だった。1週間に1度または1か月に2度帰宅していたが、妻にはとても気苦労をかけた。妻は、地元の社会福祉協議会でケアマネージャーをしていたが、がんになり、平成30年卵巣に転移し、余命1年と言われた。その晩は夫婦で泣いた。1014日、娘から電話があり危篤の知らせを受けた。幸い最後の言葉を交わすことができた。59歳の誕生日まであと11日だった。

・倫理に接してからの私は、時間に正確になった。「先手は勝つ手5分前」とセブンアクトにあるが、いつも早めに行動している。約束を守ることが当たり前になった。「先約優先」ということを決めておけば、あとから用事が来ても断ることができる。

・気が付いたらすぐにするようになった。お金の支払いも、自分でも感心するほど早く済ませる。請求書が届いたら「即行即止」ということで、インターネットバンキングですぐに送金する。すると相手先からお礼の電話が来る。あまりに支払いが早いから、とても信頼される。

・先入観を持たないようになった。新しく配属された従業員に対して、前任者からいろいろ悪いことを聞いても気にしないで、自分の気持ちで判断している。与えられた人材を有効に活用するしかない。人遣いが鍛えられている。

・笑顔で接することが出来るようになった。ニコニコ、ニヤニヤ、ニタニタでは似ているけど全然違う。私はニコニコしているが、それまでと違っていい感じになっている。

・責め心がなくなって、許す心が出てきた。時たまつい他人のせいにすることがあるが、まだまだ修行が足りないと思う。

・そのほか他人の話を聴くようになった。「傾聴の実践」です。お墓参りをするようになった。以前はまったく墓参りはしていなかった。ゴミ拾いをするようになった。他人に見てもらうためにやるのではなく、美化運動として行っている。自分から挨拶するようになった。むむっといていた社員が、だんだん挨拶を進んでするようになってきた。

・最初イヤイヤながら倫理法人会に入会したが、来年65歳で会社を退職してからもモーニングセミナーに参加して学んでいこうと思っている。ご清聴ありがとうございました。