熊本県倫理法人会

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12月19

【水俣芦北】立尾信之介・天草倫理法人会事務長が講話

テーマ:「倫理(みち)を守る実践の中」

令和71217日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、天草倫理法人会の立尾信之介・事務長(一般社団法人このいろスクール代表理事)が「倫理(みち)を守る実践の中」をテーマに講話を行いました。立尾事務長は倫理法人会に入会して4年目。また10月から後継者倫理塾でも学ばれ、素直に学び行動されている姿に感動しました。以下は講話の抜粋です。

・昭和59年11月、天草市生まれ、41歳。大学卒業後、やりがいのある仕事と思っていた中学・高校の教師になるが、「子供たちに自分の経験から伝えるものがない」ことに気づき、青年海外協力隊に応募。2年間アフリカのケニア国に派遣された。

・ケニアは時間を守らない生活が当たり前になっていたが、2年間の活動を通じて「そんな文化もある」と受け入れられるようになった。また、日本の文化がとても素晴らしいことを知り有難い経験であった。

・帰国後、通信制高校である勇志国際高等学校に9年間勤務した。普通学校に通えない(中途退学や不登校)子供たちとかかわりを持ちながら、なぜ勉強を諦めるのか研究した。「予祝」(よしゅく)が教育に必要と感じるようになった。行動よりも心が先である、わくわくするような前向きな心が大切であり、教育の成果が高いと考えるようになった。

・こうした中で令和4年4月、天草倫理法人会に入会した。令和5年4月、フリースクール「このいろ楠浦校」を開講した。現在倫理法人会に入会して4年目であるが、倫理を学べて本当に良かった。最近夫婦げんかがなくなった。

・自分も教育者のはしくれなので、子供たちの教育のことでは自分なりの意見があった。子供の世話は妻に押し付けていながら、妻にはこうしてほしいという責め心があったと思う。

・フリースクールの件で倫理指導を受けたときに、家庭のことを聞かれた。率直にお話ししたところ、自分の至らないところを気づかせていただき、反省するところが多くあった。

・「奥さんを一番にする実践」をアドバイスされた。とても分かりやすい指導で、それまでの自分は実の母や祖母のところに娘たちをひんぱんに連れ出していたが、それからは妻に相談してから行動するように変わった。妻と子供の意見が対立した時は、妻と心を合わせるようにした。おかげさまで今では雰囲気のいい家庭になってきた。

・この10月から熊本県倫理法人会後継者倫理塾に入塾したが、入る時も妻に確認をして入った。理解をしてくれた妻に対しても結果を出したいと思っている。富士高原研究所のセミナーに2泊3日間参加してきたが、父母とつながる体験ができてすごくよかった。

・セミナーの途中で母親から手紙が届いた。短い文章だったが、「身体を大事にしなさい。家族を守りなさい」と書かれていた。実は、父は8年前56歳で他界していたので、「父が家族を守れなかったから、家族を大事にしなさい」というメッセージだったのではないかと思った。すごくありがたかった。

・先祖の墓参りを実践している。自分は自分を大事にしていなかった。自分にありがとうと言えなかった。自分の身体は先祖からの身体であり与えられている身体である。自分を大事にすることは、父母を大事にすることであると気付いた。

・妻に感謝しながら、ありがとうと言いながら起床することにも挑戦中です。ご清聴ありがとうございました。