【水俣芦北】眞鍋哲郎・水俣芦北倫理法人会会長がMS講話
テーマ:「会長1年したらこうなった」
令和7年9月3日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、水俣芦北倫理法人会の眞鍋哲郎・会長(医療法人啓愛会理事長)が、「会長1年したらこうなった」をテーマに講話を行いました。眞鍋会長は、昨年9月に当会の会長を拝命、9月1日から始まる「令和8年度」が2期目となる。1年間いろいろなことを経験し、「会長を引き受けて良かった」と総括したことをまとめてお話しされた。以下は講話の抜粋です。
・私は倫理法人会に入会して12年になる。多くの課題を乗り越えてくることができた。最近人手不足になり心配な面があった。人がいないと仕事にならないからだ。どうにかしないといけないと思っているときに、会長を引き受けたが、いろいろな所で光が見えてきた。
・学んだことはたくさんあるが、「直行」、「先約優先」、「感謝」ということ。「直行」は朝、パッと起きること。何も考えずにさっと起きる。約束を守ること。いろいろな役職があり、スケジュールをバンバン入れて満杯になる。倫理法人会は年間スケジュールが決まっているので、先に入れてある。重なった場合は、先に約束したことを優先する。予定が変わったら参加しない。これにより自己管理が出来て、とても良い。
・松下幸之助さん、稲盛和夫さん、アドラーさんなど有名な方の本を読んでみて倫理で学んだことと一緒だと思った。体系的に学ぶのが倫理だと思う。私自身は倫理を楽しんで学んでいる。
・『万人幸福の栞』には、「貫徹の実践」として「やって、やって、やり抜く」とある。私は医師として患者を診るだけで専門以外に関心がない生き方を選ぶこともできたが、地域にも目を向け、役職に徹することで地域が変わってくると自分を励ましてきた。
・医師会の仕事も行政のことも一生懸命している。職場にいる時間が少なくなった。自分がいない間、同僚医師や看護師さんに有難さを感じる。「ありがとうございます」と感謝の言葉をかけるよう心掛けている。
・経営管理の面で、縦軸と横軸を意識している。縦軸は、先代社長と自分と職員の関係であり、横軸は家庭の妻、同僚医師との関係など。倫理指導を受けてから、自分はおとなしい性格であるが言うべきことは言い、締めるところ締めるようになった。
・ワン オン ワン ミーティングを始めた。1対1で面談して、相互理解して運営するようになった。仕事の話よりも家庭や趣味の話をして交流を深めている。
・墓参りの実践をするようになった。毎日行っている。縦軸につながることができる。先祖の名前を見て気づくことがある。すがすがしい気持ちになる。1週間に一度水替えをするが、見守られている感じになる。
・こうした中で1年前にあった恐れや憂いがなくなる。経営に対する憂いがなくなった。ポジティブ志向になった。視野が広がってきている。
・今年度は「明朗愛和」で「明るくやって行こう」という方針が出されている。明るくポジティブな人は、健康寿命の延伸につながることが医学的にも証明されている。朝から神様に手を合わせている婦人が、最期までご飯を食べて幸せな人生を送られたが、見習いたいと思う。
・今年度は、100社を目標に倫理運動の拡充を目指していく。幸せな人生を生きるために倫理を広める。地域が良くなり、日本が良くなる。まずは水俣芦北をよくしていきましょう。委員会や役職もあるが、各自楽しんでいただくことを第一にしていただきたい。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。