熊本県倫理法人会

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8月07

【水俣芦北】奥村誠基・熊本北倫理法人会会長がMS講話

テーマ:「パンク人生。倫理で心にエア注入」

令和786日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、熊本北倫理法人会の奥村誠基・会長(()車輪館オクムラ しゃりんかん子飼本店 代表取締役社長)が、「パンク人生。倫理で心にエア注入」をテーマに講話を行いました。驚きと笑いであっという間に講話が終わるほど楽しい時間でした。貴重な人生体験を披露して下さり、ありがとうございました。以下は抜粋です。

1976年9月7日生まれ。しゃりんかん3代目。熊本市内にお店があり、父がオートバイ事業を始めたころにブームがあり、とても繁盛して4階建ての自社ビルを建築した。そのころ両親は忙しくて遊んでもらった記憶がない。祖父母に育てられた。

・長男であり、将来跡を継ぐと思っていたので、高校卒業後大阪のホンダ学園に学び、バイクの整備士の資格を取得した。その後北九州のオートバイ屋に就職したが、そこから転落人生が始まった。

・何度も事故を起こした。社員でツーリングをしたとき、阿蘇山の山道で大事故に遭った。なんとか命拾いしたが、その後会社の残業がひどくて、朝目覚めて起き上がれなくなっていった。過労死するのではないかと心配して病院に行ったらうつ病と診断された。頭にもやがかかった状態で、足し算ができないほどだった。2年で退職した。

・実家に戻って父と一緒に働くことになった。お客様がいても父と取っ組み合いの喧嘩をするほど仲が悪かった。私は心療内科に通って薬を飲んで少しずつ良くなっていた。しかし、父とはうまくいかない、もやもやするので、原因はバイクに乗っていないからだと思い、ハーレーを購入してツーリングするようになった。

・4か月した頃、居眠り運転してきた車と正面衝突した。たまたま通りかかった人が連絡してくれて防災ヘリコプターで日赤病院に運ばれて一命をとりとめた。全身麻酔で56回手術をした。熊本機能病院に3か月入院した。その時初めて、朝6時から経営者モーニングセミナーがそこで行われていることを知った。

・退院して会社で働くことになったら、父が辞めて私が代表者になった。しかし、私が経営者になったら父と同じようなことをした。部下にあたると辞めていく。また、家事や子育てを積極的にできないため妻に怒られ、妻と喧嘩がたえない状態が続いていた。

・そうした中でたまたまユーチューブで、明るい元気な鴨頭嘉人氏の講演を見ていたら、「自分を変えようと思うなら、倫理法人会に入りなさい」と言われ、ピンとくるものがあった。自分で調べて事務局に電話して入会を申し込んだ。それから熊本北倫理法人会のモーニングセミナーに自転車で通うようになった。

・その後後継者倫理塾も自ら志願して参加した。倫理塾の学習会は土曜・日曜の1泊2日で行われるため母と妻から疑われたが、倫理法人会の会長と塾長が挨拶に来たら一発でOKしてくれた。日常生活では、朝から草取りやゴミ拾い・うんこ拾いもするようになった。犬の糞ばかりでなく人間のうんこのような犬の糞も拾うようになった。するとタナボタの運も来るようになった。隣の土地を安く買うことができたり、有名歌手の特等席が取れたりした。

・妻から「ゴールデンウイークに妹家族と実家の両親を呼ぶことにしたからよろしく」と言われた。うつ気味でゆっくり休もうと考えていたが、倫理で学んだ「人の喜び、わが喜び」と心を切り替え、妻の家族を喜んで迎えることにした。「みんなで温泉に行きましょう、カラオケに行きましょう」と率先して案内していたら、うつになりかけたのを止めることができた。倫理を学んでいて良かったと思っている。

・絶望だらけの青春だったが、すぐそばに希望があった。今の妻と結婚して二人の子供を授かり、この事実だけでも心から感謝している。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。