熊本県倫理法人会

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6月05

【水俣芦北】吉津美奈子・光の森倫理法人会幹事がMS講話

テーマ:「見える化と中庸~本来の姿を取り戻す」

令和7年6月4日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、光の森倫理法人会の吉津美奈子・幹事((一社)SustainableSystemHeritage 代表)が、「見える化と中庸~本来の姿を取り戻す」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。

 

横浜市生まれ。熊本市在住、熊本に移住して14年になる。東日本大震災を機に、10年以上勤めたIT会社を退職し、夫の縁で熊本に移住、自然豊かな生活に母親として感動しつつ、英語講師として新たな人生を歩み始めた。その中で「あなたの約束の大きさがあなたの人生の大きさを決める」という言葉に出会い、大きな衝撃を受けた。日本が自死数などワースト1位である現状に疑問を抱いていた頃、人々が心豊かに生きるために自分ができることを模索し起業へ。やがて「人が持つ本来の力を取り戻すことと日本の心のよりどころを、私たちの世代で取り戻しておくことで次世代を勇気づけること」という志にたどり着く。日本の国難は大きいかもしれないが、周りの人たちを幸せにすることから始めた。そのうち共鳴してくれる人に出会えるだろうと。

グローバル化による地域固有の文化の喪失に危機感を持ちつつ、私が掲げた目標は、経営者を戦略面で支援できる経産大臣認定ITストラテジスト(以下ST)たちが、その本分を果たせるように、我が身と環境を鍛え上げること。本分を果たすとは、都心のみならず地方にも、大企業のみならず中小企業にもその才を発揮すること。心と技術の両面を磨くこと。STたちの全国1000人規模の業界団体:日本ITストラテジスト協会で理事となれば、仕組みづくりに関与でき、自社以上にインパクトをもたらせると考えた。
DX(デジタルトランスフォーメーション)においては、単なるデジタル化ではなく「変革」こそが本質であり、人間の抵抗を乗り越えて本当に大切なことを貫くことが肝要。そのためには、深層心理の理解や天賦の才能を活かすことが重要だと考える。組織内で力を発揮できずにいる人々(STたちを含む)を潜在能力の発揮と仕組み化で支援し、誰もが自分の力を発揮できる環境づくりを目指している。

 

また、倫理の実践は個々に合った方法(講話の最後に簡単な説明の例示)があり、天の法則に沿った実践が大切。『万人幸福の栞』との出会いを通じて、人の潜在能力を引き出し、組織づくりに活かす実践を加速してきた。IT業界でのリスクマネジメントの価値観から、「苦難を喜んで受け入れる」という倫理観への転換は大きすぎる衝撃だったが、MSで得られた数々の学びを「くまなく」実践に結びつけることを心がけている。朝起きの実践も、人生観を磨き上げることに繋がり、実に奥の深いものだと驚いている。

 

日本ITストラテジスト協会では、地方在住者としては異例の本部理事に就任し、企画担当として自分の強みを活かし、組織の仕組みを変える役割を担っている。今後は人に焦点を当て、バランスの取れた環境で人の力を埋もれさせない仕組みづくりに尽力したい。