【水俣芦北】遠山学・玉名倫理法人会幹事がMS講話
テーマ:「倫理写真」
令和7年2月12日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、玉名倫理法人会の遠山学・幹事(外壁塗装ハレイエ代表)が「倫理写真」をテーマに約40分講話を行いました。写真撮影の心構えがとても素晴らしくてびっくりしました。以下は講話の抜粋です。
・仕事で出会ったご婦人がとても人の好い素敵な方で、その娘さんから玉名倫理法人会を紹介されて入会した。尊敬するご婦人の娘さんが紹介するのだから、きっと良いものに違いないと信じて入会、さらに幹事になり、広報委員リーダーという役を受けて現在3年目になる。
・以前から読売写真クラブという写真愛好家の仲間に入って、うまい写真を撮ろうと勉強していたが、「広報委員」というお役をいただいたときはびっくりした。最初はモーニングセミナーの会場で写真を撮影してインスタで発信していた。こっそり発信していたが、イイネやフォロワーもつかなかった。
・なぜだろう?と思った。私の思いが、「うまい写真を撮りたい、上手と言われたい」という動機だったので他人の心に響くわけはないと気付いた。倫理を学んでから写真が変わった。『万人幸福の栞』を写真にも適用して実験した。「人は鏡」と言われる。私は以前、作り笑いをして相手に笑ってもらって撮影していた。私の作り笑顔が、相手に写っていた。私の写真の先生からは「作り笑顔は撮らない」と言われ、「笑ってください」とは絶対言ってはならないと指導を受けていたのである。
・それで倫理を学んでからは、心の底から撮影を楽しむことにした。目の前の人を本気で好きになって撮影すれば、心の中まで伝わると思った。続けていたら、それまでに撮ったことのない良い写真が撮れた。
・カメラを向けると顔が引きつる人もいる。写真が苦手と思う人が多い。栞に「チャンスの神様は前髪だけ」とあるので、レンズを向けることをやめて、構えてすぐにシャッターを押すように訓練した。人として一番いい写真を残してあげたい。倫理写真としては、「自分はいい笑顔ができるのだ」と思ってもらえる写真を撮りたい。カメラマンが撮影している写真ではなく、倫理の人が撮っている写真ということである。
・一生大切にしてくれる写真にするために、撮影した後編集に時間をかける。明るさやトリミングなどを調整する。するとインスタのイイネやフォロワーが増えてきた。
・“自分のカメラにはフラッシュがないとか会場の蛍光灯が古い”とか、以前は言い訳をしていたが、「今日は最良の一日」の栞を学んで、今日ここでしか撮れない写真がある!と思って撮影していたら、どんどんスキルが上がっていた。写真が心を映し出すことも学んだ。
・インスタ動画をつくるのは物凄く楽しい。写っている方が喜んでくれるために、音楽選びも楽しめる。楽しんでやっていたら、かなり変わってきた。心が楽しい状態にしないといけない。
・趣味でお茶をやっているが、お茶と倫理法人会が似ていると思う。「静」がお茶であり、「動」が倫理法人会だ。お茶の約束事は一つ。「意識をその場に置き続けなさい」。茶道は、日本文化を凝縮した総合芸術である。書道や華道があり、日本庭園や日本料理などすべてが入っている。一つ一つは自分と向き合う。自分の中にあるものしか作品として表現できない。すべてがお客様のために向けられている。
・お茶の教室では、1週間に一度集まり、その場に意識を置き続けて頭をすっきりさせる。心の矢印を外側に向けている人の集まり。物凄く居心地のいい空間である。戦国時代の世の中で、敵を味方に変えてしまう魅力もそこにはある。
・それと似たことをやっていたのが、倫理法人会の朝礼。指の動きやお辞儀において、意識を集中しておかないといけない。お茶をやって次の日の朝モーニングセミナーに参加して写真を撮ったらびっくりするくらいの写真が撮れた。お茶と倫理法人会が繋がっている感じがした。一期一会が実践されている。ご清聴ありがとうございました。この講話文は承諾をいただいて掲載しています。