【水俣芦北】渡邉和代・光の森倫理法人会幹事がMS講話
テーマ:「仕合わせの種を蒔こう!つながる仲間」
令和6年12月18日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、光の森倫理法人会の渡邉和代幹事が、「仕合わせの種を蒔こう!つながる仲間」をテーマに約40分講話を行いました。祖母により救われた体験と倫理体験にとても感激しました。以下は講話の抜粋です。
・1966年2月8日、熊本市中央区の「中通り商店街」で生まれ、育つ。現在、不動産オーナー業・清掃業として㈱五喜を経営しながら、子ども地域食堂なごみを拠点に地域UPプロジェクト(つながり造り)にも力を入れている。
・私の両親は私が2歳の時離婚したため、祖母が育ててくれた。ある日祖母が仕事から帰ってきたら、私は「はしか」(麻疹)で倒れていた。すぐに病院に連れて行き、一生懸命助けてくれた。祖母は、55歳のとき、大好きな看護師を辞めて私を育てる覚悟を固めた。祖母との二人三脚が始まった。彼女は私を本当に大事に育ててくれた。
・祖母は102歳でなくなった。最後まで私に尽くしてくれた。亡くなった後も私に生きるチャンスを与えてくれた。祖母が育てた幸せの花は、私が倫理を学んでいろいろな気づきを得てきたが、それが幸せの花でした。倫理を学ばなかったら、私は気づかなかった。
・その祖母が亡くなる前に3つの約束をした。①人間は机の上で勉強するだけが勉強ではない、生涯勉強である。生きるための知識・知恵・仲間を得ること。私の子(孫)とも交流していた。②どんなに悔しくてもにっこりと笑いなさい。すると視野が広がり、チャンスが必ず来る。③堀川商店の復活。子育ては、しんどい場面があるのでそんな時に寄り添える人間になりなさい。堀川商店は、そういう仲間づくりの場所である。地域づくりの場所、そのために足を地につけて生きなさい-これが遺言でした。
・19歳のとき私は道端で倒れて、2週間意識不明となり下半身麻痺で動けなかった。私には近所に仲間がたくさんいたので、リハビリを一生懸命頑張った。歩けるようになり、退院は早かった。みんなが待っていてくれて「お帰り!」と迎えてくれて、「ただいま!」「ありがとう!」とあいさつした。このような挨拶言葉を私は「魔法のことば」と思う。
・このように命をいただいた私は、「自分の使命は何か」考えるようになった。甲状腺がんの手術をした後も声がでた。熊本地震では家が大規模半壊した。ちょうどその時「熊本市子どもの未来応援基金」という助成金の説明会があり、地域のつながりを持つために何かできることがある、と考えた。
・ある日、玉名南倫理法人会の稲田さんから電話があった。私はそれまで2年間倫理への誘いを断り続けていたが、その頃何もかもがうまくいかない状況に追い込まれていたので倫理に関心を持ち始めていた。モーニングセミナーに誘われて参加したところ、朝早い時間に経営者が集まって元気に学んでいる光景を見て、すぐに入会した。
・2か月後、倫理指導を受けた。右も左もわからなかったが必要だと思った。私の実践は、いろいろな単会のモーニングセミナーに(月に15回くらい)参加して、どんな実践をしているか知ることでした。そして5年前から喧嘩が絶えない夫婦の共通点を見つけることでした。主人が作っている野菜畑に向かって手を合わせて感謝した。自然の恵み、生活できることへの感謝の気持ちをささげ、それを続けた。
・近所の方から、「主人(リュウちゃん)が仏様のようになったね。こんな優しい顔見たことない。カズヨちゃんが変わったからリュウちゃんが変わったのよ。だからボランティアしていても楽しくて仕方がない」と言われた。主人と二人で心が通じ合うようになっていた。
・『万人幸福の栞』を読むようになり、苦しいとき悲しいとき読むと、必ず気づきがある。倫理の学びは深い。すると夫婦関係も自然と良くなった。アパートの入居率も満杯になった。ボランティアの方も新しい方が増えてきた。そして地域とのつながりや企業とのつながりも出てきた。(以下省略)。ご清聴有難うございました。この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。