【水俣芦北】光本英雄・法人レクチャラーが「経営者の集い」・MSで講演
テーマ:「倫理が教えてくれたもの」(経営者の集い)、「道は一つ」(MS)
令和6年12月4日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、法人レクチャラーの光本英雄・長崎県倫理法人会副会長(一番鮮魚代表)が、「道は一つ」をテーマに講話を行いました。前日のナイトセミナー(経営者の集い)では、「倫理が教えてくれたもの」と題して講演、苦難の真っ最中に倫理に出会い、11年が経過して別人になって倫理を普及されていることを発表されました。波乱万丈の人生でこれほど変革された方を初めて見ました。以下は二つのセミナーの抜粋です。
・長崎県の水産高校を卒業後、2年間働いて魚のさばき方などを修業、その後独立。長崎市の繁華街に店を出したら売れた時代だった。バブルがはじけたときから、大口のお客様・取引先が倒産して集金ができなくなり、数千万円の負債を負う。どんぶり勘定で仕事をしていたため、魚の仕入れができないし、従業員の給料が払えなくなった。私と妻が残り、妻は外で働くことになった。
・そうした中で長崎北倫理法人会の方に出会った。最初は何かわからなかった。MSに初めて参加して講話を聴いて面白いと思った。自分はそれまで他人の話を聞こうとしなかった。「他人の話を聴く実践」をしようと思った。当時、長崎市内に3か所単会があり、水・木・金と毎週3か所のMSに通い詰めた。
・「自分が変われば、まわりが変わる」と聞いたので、試しにしてみた。1年後、南にも倫理法人会を作ることになり、半年で準倫理法人会を開設し、その後3か月で正倫理法人会として設立した。私は、2代目会長を拝命したが、コロナ禍が始まり3年目はZOOM(ズーム)でMSを行った。
・『万人幸福の栞』の第3条「運命自招」には、自分のことが書かれてあると思った。第6条「子女名優」には、子供の問題は親に原因がある、と書いてある。ちょうどその頃高校生の娘がチアリーダーをしていたが、学校に行きたくないと言い出した。「プレッシャーでくじけそうになるから」ということだったが、自分の会長職と同じであった。自分の気持ちが子供にも伝わっていたのだと反省して、心を入れ替えた。そして娘にも「俺も頑張るからお前も頑張れ」と話して乗り越えた。
・私は、フェイスブックに魚や刺身の写真をアップしていた。美味しいものには自信があったので積極的に発信していたら、お店の方もどうにかこうにか好転してきた。
・7年前、老朽化していた店が崩れ落ちてしまい、店舗がなくなった。知人が魚をさばく場所を提供して下さり、さばいて配達しながら営業を続けた。かつて一緒に働いていた従業員が戻ってきて助けてくれた。
・私には7人の子供と7人の孫がいて一番小さい小学校1年生の孫が玄関の靴を並べるようになった。靴並べの実践を私が黙ってしていた時、孫が「僕もしたくなった」と言う。その孫の影響を受けて姉や兄たちも靴並べをするようになった。ギャーギャー言っていた時には、靴並べをしなかったが、私が黙ってするようになったら、孫たちがするようになったのを見て、「実践は黙ってするもの」(こっそり実践)だと気付いた。
・今の奥様のおかげで、子供や孫のお世話ができている。奥様にはとても感謝している。子供たちもそれぞれ独立して建設関係や美容関係の仕事をしているが、グループにしてもっといい流れにしていきたい。「こっそり実践」「じいちゃん実践」をしながら子や孫にも倫理を伝えたい。
・『万人幸福の栞』は、何回読んでもその時の感じ方が違うと思う。いろいろなことに気づいた。人生の主役は自分である。第17条の「人生神劇」が好きである。6ページに「道は一つ」とあるが、自分の人生を振り返ってみると本当にその通りだと確信している。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。