【水俣芦北】渕上幸子・女性委員リーダーがMS講話
テーマ:「倫理の実践をして気づいたこと」
令和6年9月25日(水)の経営者モーニングセミナー(MS)では、水俣芦北倫理法人会の渕上幸子・女性委員リーダー(カイロプラクティック愛込代表)が、「倫理の実践をして気づいたこと」をテーマに講話を行いました。入会して9か月目ですが、すなおに倫理を学んで実践してこられた体験談を通して、短期間に著しく成長されたことに感動しました。涙あり、笑いありのお話で“あっ”という間に終わった感があります。以下は、講話の抜粋です。
・私は昭和55年3月、名古屋で生まれ、3歳の時に母親の両親の元である芦北に転居してきました。出水中央高等学校衛生看護専攻科で5年学び看護師の資格をとり、滋賀県の病院で3年間勤務した後、水俣市の老健施設に就職しました。
・老健施設では仕事がとても忙しく、不規則な生活をして体調を崩してしまいました。我慢して病院に行かなかったため仕事中に倒れて、救急車で運ばれました。看護師は続けられないと医師に言われました。26歳の時にカイロプラクティック施術の資格をとり、独立開業することにしました。
・1年目は「待っていても誰も来てくれない」と思い、無料体験のチラシを作って毎日ポストに投函して回り、無償で施術を行いました。その後お客様が増えてきて今日に至り、16年目になります。
・知人の紹介で、今年1月水俣芦北倫理法人会に入会しました。“自分はこのままでいいのか”と、ちょうど自問自答しているときだったので、「成長できる、家族の仲が良くなる」というお話を知人から聞いてモーニングセミナーに参加しました。入会前、経営者の成功談や失敗談を4回聞いてメチャクチャ面白かったです。
・『万人幸福の栞』の幸せの法則を学んで、夫婦の関係や親子の関係、職場の人間関係などがいい方に変わっているのを聞きながら、自分も実践したいと思いました。
・私は、健康面が心配だったので2月に(一社)倫理研究所の研究員に倫理指導を受けました。すると、「自分の良いこと悪いこと、病気をすなおに受け入れなさい。すなおになることで身体が変化していくから」とアドバイスを受けたのでやってみました。
・また父や母のことを話したあと、「私は社会人になってから自分を愛せませんでした。」と伝えたところ、その研究員から「父と母は命の元であり、あなたは両親のかけがえのない存在です。父を認めなさい。父と母に感謝の言葉を伝えなさい」と言われました。父は母と離婚した後すでに亡くなっているので、手帳に写真を入れて毎日話しかける実践をしています。
・父のお墓は新潟県にあるため、4月に決意して新潟に行きました。いとこ夫婦がお墓を守ってくれていて、私を歓迎してくれました。墓参したあとホテルで一人食事をしながら、私が28歳の時、父と再会した光景を思い出し、乾杯して一緒にお酒を飲んだときのうれしそうな父親の笑顔が浮かび、そこで亡き父に語り掛けました。「お父さん、産んでくれてありがとう」。自然と涙があふれてきて、本当に父がいる気がしました。そのとき、父をずっと忘れないで感謝しようと思いました。
・新潟から水俣へ帰ったその日、主人の様子が変わっていました。主人は、それまでパンをこねたことがないのに、こねて焼いて食べさせてくれました。そして旅費を数万円くれたのです。すごくうれしかった。また、主人は茶碗を洗ってくれたり、パスタを作ってくれたり、洗濯物をたたんでくれたり、やさしくなっていたのでびっくりしました。
・私は健康面で完全に治ったわけではないが、病気を持っている自分を好きになりました。自分に対する肯定感と幸福感が上がったと実感しています。
・倫理を学び始めてからご縁の輪が広がり、仕事の売り上げも伸びています。収入が上がることはうれしいことですが、それ以上の財産は、困難が来た時の心の持ち方がわかるようになったことです。困難が起きるのは、自分の心と行動に原因があることに気づきました。毎週のMSの講話で、経営者の成功談と失敗談から学べることがとても有難いです。ここにいる皆さんとのご縁が財産です。いろいろ教えていただいて、心から感謝しています。ご清聴ありがとうございました。