熊本県倫理法人会

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5月17

【水俣芦北】都登祐樹・人吉市倫理法人会会長がMS講話

「私が倫理を学ぶ理由」をテーマに

令和6511日(土)の第1360回経営者モーニングセミナー(MS)では、人吉市倫理法人会の都登祐樹・会長(㈱エイジス専務取締役)が「私が倫理を学ぶ理由」をテーマに講話を行いました。倫理を学ぶ前と学んだあとの変化があまりにも劇的で衝撃を受けました。以下は講話の抜粋です。

・昭和57年4月、人吉生まれの42歳。大学卒業後、東京海上日動火災㈱の研修生として入社したあと、代理店の㈱ライフネットに入社。平成24年、㈱エイジスと合併してのち、令和3年に取締役、5年に専務取締役となり現在に至る。

・倫理法人会に入会して一番変わったことは、長男との関わり方。初めて経営者モーニングセミナーに参加した日、「子女名優」(栞第6条)を学んだがとても感銘を受けた。長男は騒がしい性格であるが、ずっと放置していた。倫理では、「あなたが変われば周りが変わる」と学び、自分をかえりみるようになった。自分が変わると、子供がどんどん変わるのがわかった。倫理の学びがなかったら子供のせいにしていたと思う。

・倫理に出会ってからの変化について。会社が合併したときは八代の本社から川﨑隆男社長が毎日のように人吉に来ていた。保険の仕事のやり方とかの話は一切なく、「お前の夢は何か。お前の志は何か」。そういう話をよくされた。私は28歳だったが、何も答えることができなかった。そういう自分にショックを受けた。漠然と仕事をしていた。

・お前の使命は何か、将来なりたいもの、いつまでに達成したいということもなかった。何も考えていない自分を知ることができた。

・最初にもらった宿題は、「5年後、10年後になりたい姿を書いて来い」と言われ、自分ができる目標を設定して持っていくと、突き返された。「これは違う。とにかくなりたい姿を書いて来い」と言われた。当時の自分の売り上げ数字のまったく届かない数字を“なにくそ”と思いながら、書いて出した。すると、「なるほど、分かった。絶対できる。本気でやればできるぞ」と言われた。その時は、倫理の学びはしていなくて、「心が先」ということぐらいしか知らなかった。

・自分の心の中では「絶対できるぞ!」という言葉がうれしくて、応援してもらっているという気持ちになった。「『その目標をやる!』ということを言葉に出していこう」と言われ、僕もすなおに受けてメーカーさんとの打ち合わせの中でも自分の目標を話していた。会社で私は“ビッグマウス”と言われるようになった。

・5年後、自分が書いた目標を全部達成していた。その時はじめて「目標設定の大事さ、思いの大切さを強く感じた。以前の私は、何のために仕事をしているかというと「家族を養うため、生活のため」ということぐらいで、それに対して、社長から「仕事とは人生をかけてやるものだよ」と言われた。「いかに人の役に立つか、喜んでいただくか、これが仕事だ」と言われても、最初はピンとこなかったが、目標を達成しながら少しずつわかってきた。

・私は平成30年、あることがきっかけで社長の命令で人吉市倫理法人会に入会した。「どこの誰が見ても正しいといわれる道、王道を歩きなさい。損得ではなく、人が喜ぶかどうかを基準にものごとを考えなさい」とずっと言われてきた。人間としての心を育て、ものごとの判断基準を間違えないように倫理を学んでいきたい。毎週毎週、経営者モーニングセミナーで軌道修正しながら、経営者の皆様の指導をいただきながら、大切なことを学べる倫理法人会の活動を素敵だと思っている。いろいろな方を倫理法人会に誘いながら会の発展に努め、自分の会社も発展させていきたい。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。