熊本県倫理法人会

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3月19

【水俣芦北】谷端剛一・副専任幹事がMS講話

テーマ:「起立・気を付け・礼」

令和6316日(土)の第1353回経営者モーニングセミナー(MS)では、水俣芦北倫理法人会 谷端剛一・副専任幹事(看板のステップ代表)が「起立・気を付け・礼」をテーマに講話を行いました。廃業を考えていた時倫理法人会に入会して好転した事業体験に感激しました。以下は、講話の抜粋です。

・小学生の時足のケガで神を信じるようになった。母の実家から小学校に通っていたが、友達と遊んでいて足にガラスが刺さって7針縫う手術をした。すると祖母が「ごめんね、ごめんね、私がちゃんと神様にお祈りしていなかったからだ」としきりに謝ってきた。自分の不注意だからと言っても謝る祖母の姿を見て神様の存在がインプットされた。

・佐敷中学校、芦北農林高校を卒業して熊本市内の会社に勤めたが、2年で退職して農業の手伝いをしていた。佐敷諏訪神社の祭りの日、熊日の新聞広告欄に「近代工芸」の求人募集を見つけて応募、すぐに採用されて、熊本市内で看板の仕事をすることになった。この日に求人広告が載らなかったら私の今の仕事はない。神様が段取りしてくださったと思う。

・約7年間で様々な看板の仕事を覚えたので、29歳の時芦北町で「看板のステップ」を起業。社交ダンスで出会った女性と7年間の交際を経て結婚した。2年後に長女、4年後に2女が生まれた。子供の教育のためには、親が勉強する姿を見せることが大事だと気付き、身になる資格を取ることに挑戦し、アマチュア無線・クレーン・2級土木施工管理技士・福祉居住コーディネーターなどの資格を取り続けた。

・町おこしのブームがあり、友人5人と(株)フロムハートを立ち上げた。自分は「ステーキ工房ジャイブ」をオープンした。夜9時からバーテンダーをしたりして頑張って働いたが、7年後に突然会社をたたむことになり、私の店も一緒に閉店した。借金を背負うことになり、看板の仕事の収入を借金返済につぎ込む日々となった。

・私は八方ふさがりの状態になり、「生きるのが地獄、死ぬのが幸せ」と、うつになって車のトランクにロープを入れて「庵の山」まで行った。ドアに手をかけて外に出ようとしたら、「生きろ」という声が聞こえた。そこには誰もいなかった。23分後、「神様、一度決意して来たからやはり死にます」と言ってドアに手をかけたらまた「生きろ!」という声がした。その途端に、涙が込み上げてきて、しばらくの間泣き続けた。これほど出るのかと思うほど涙があふれた。

59歳になってから、倫理法人会の方からお誘いがあった。自分のような者が、社長さんたちとお付き合いしていいものか迷ったが、「よかよか」と言われるので入会した。モーニングセミナーの会場で、「今日一日、朗らかに、安らかに、喜んで、進んで働きます」という標語を見て、とても気になった。自分だけが実践できていない、すごいところだと思い、倫理を学び始めた。

・ある日の講話で嘉悦涼子・法人レクチャラーの講話があり、中国人でありながらお金もなく日本語も片言で保険の営業をして成功し、5年後福岡に4000万円の家を建てた女性であるが、人のつくる笑顔でそんなに人に影響を与え効力があるのかと感動して、それから鏡の前で笑顔の練習を徹底して行った。

・役員朝礼で「お早うございます。いらっしゃいませ。ありがとうございます」と繰り返し練習をしているのをみて、「おれは挨拶ができていなかった!」と気づいた。その後、「お早うございます!見積もりもって来ました!」と笑顔で挨拶して回るようになってから、営業成績が上がるようになった。昨年の売り上げは前年より35パーセント上がった。

・もしも倫理に入っていなかったら、廃業すると思っていた。ところが、売り上げが上がってきたので70歳まではこの仕事ができると思っている。この6年間で随分変わることができた。倫理で救われたと思っている。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。