熊本県倫理法人会

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10月16

【水俣芦北】藤永和広・県会長が経営者MS講話

テーマ:「根を張り、心を磨く 令和6年度県方針説明講話」

令和51014日(土)の経営者モーニングセミナー(MS)では、(一社)倫理研究所 法人レクチャラーであり、熊本県倫理法人会 藤永和広・会長((株)藤永組 代表取締役)が「根を張り、心を磨く 令和6年度県方針説明講話」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。

・昭和421月、山鹿市生まれ。22年前妻と出会い、八代市の藤永家に婿養子に入り、建設業として歴史のある(株)藤永組に入社した。現在、6代目の社長をしている。

・私は、結婚を通して社長の義父と出会い、倫理と出会った。父から勧められてMSに通うようになった。その頃、私は33歳だったが、仕事もまったく異業種の建設業に変わったばかりで、大変なところに来てしまったという印象だった。

・家内は、4人娘の長女。生粋のお嬢様で料理は苦手でした。私は、朝起きるのが苦手で経営の仕方も知らなかった。

・あるとき私が請け負った改修工事で事件が発生した。倉庫の増設に必要な確認申請を提出していなかったため、行政から「違法建築ですよ」と指摘され、仕事がストップした。父から「お前の責任だ」と言われた。私はとてもショックを受けて、色々な思いが錯綜し、実家に帰ろうかと思っていた。

・ところが、その翌日父が施主の所に一緒に行って謝ってくれた。相手が納得してくれるまで頭を下げてくれた。損害賠償もして、2週間遅れたが確認申請をして許可がおり、無事に完成させることができた。父の後姿を見て、父のやさしさに気づき涙を流して反省した。

・その時から倫理を真剣に学ぼうと決意して、富士研に行った。そこで水行コースに参加した。いろいろな経営者の皆様が水行しながら、反省したりお詫びしたりしている純粋な姿を見て感動した。それから毎年富士研に参加するようになった。

・子供が中学生の頃不登校になったことがある。そのとき、夫婦で倫理指導を受けた。私たち夫婦を見て、「藤永さん、二人の間にすきま風が吹いていますよ。奥さん、家庭料理を作っていますか?」と質問され、妻は泣き崩れた。また、私に対し「あなたのお父さんは義理のお父さんではない。あなたが藤永家の長男です」と言われ、先祖の墓参りをするようになった。墓参りをし始めてから自分の気持ちがスーッと落ち着いてきた。

・子供のことや会社の労災事故のことなど私の心の中には責め心がいっぱいあった。それから週に23回お墓参りをするようになり、それが私の心磨きになっている。今では、子供も大学生になり、会社も少しずつ変わってきた。若手社員が育ってきている。父から倫理経営を学んで良かったと思っている。

・倫理法人会は、何のために活動しているか。まず、「日本創生」と「地球倫理の推進」。日本と水俣芦北地域をより良い所にしていきたい。国づくり、地域づくりに貢献して美しい地球環境を残していく。モラルバックボーン(道徳的背骨)をつくること。そのため、まず自分自身から変わる。

・我々には日本人としてのDNAが残っている。大和魂、若き清き心を取り戻すのが万人幸福の栞の学びだ。笑顔であいさつなど実践者を増やしていく。日本では8万社、熊本では3100社、「倫理の灯を高く掲げ、燦然(3000)と輝く未来へ、共に挑もう!」。目標を持って共に頑張りましょう。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。