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講話者：宇土市倫理法人会 MS委員リーダー 株式会社野村剛不動産 代表取締役 野村剛　氏

テーマ：「『捨我得全』～私が捨て去り得たもの～」

2023年7月18日（火）、第516回経営者モーニングセミナーが開催されました。

 

本日は、宇土市倫理法人会より野村幹事をお迎えしての経営者モーニングセミナー。布袋寅泰似の河副相談役とビジネスでの打合せをキッカケに倫理法人会に入会したとのこと。自分の実体験と栞との内容がリンクし、自分の軸となるというお話には、多くの人が納得したのではないでしょうか。幼少期からお金を稼ぎ、自分の夢を叶えて来た野村氏が捨て去り得たものとは？

 

即行即止

独立して２期目に、前の会社の同僚と共同経営で２つ目の法人（インテリアデザインの会社）を設立した。妻には相談無しにほぼ事後報告だったが、妻は「本業の不動産会社をしっかりやったほうがいいんじゃないの？」と言われ、「大丈夫だから」と言った。２つ目の法人の私の役割は営業。不動産の営業のついでに、インテリアデザインの営業もしようというついで営業をしていた。今思えば楽しようと思っていた。その頃に宇土市倫理法人会の河副会長（当時）のビジネスの話でお会いし、倫理法人会を紹介され、初めて経営者モーニングセミナーに参加。地金屋さんと聞いていたので、怖いイメージがあったが、話してみるととてもソフトだった。最初は歌を歌ったり、本を読んだりビビったけど、いい会だと思った。当時県西地区長の山本氏から、「即行即止」という言葉を知っていますか？、いいと思ったら即やった方がいいですよと言われ、入会届を自ら事務局に提出した。入会した年の4月にインテリアデザインの会社も辞めた。忙しくて気持ちや体が良い状態ではなかったし、本業にもブレが見え始めた。しかし、今までかけた時間やお金、営業してきたお客様方々にどう思われるかを考えると、なかなか辞める決心がつかなかった。

 

相手を尊敬し、感謝の念が出てくる

入会して５ヵ月、実践という言葉を聞き、本当に結果が変わるのか疑問だった。熊本東の冨岡会長が宇土市倫理法人会の講話に来られた際に、倫理指導はいいですよと聞き、福岡の大江法人アドバイザーから倫理指導を受けた。指導の中では幼少期の頃からのお話を聞いてもらったが、寂しい気持ちや悔しい気持ち、当時の認めて欲しいなど、様々な気持ちが溢れ出て、子供のように泣いてしまった。指導でいただいた実践は３つ。親子関係を改善する実践が２つと、夫婦関係を改善する実践が１つ。夫婦関係を改善する実践は、朝起きた時に丁寧に挨拶すること。それを実践していると、明らかに会話の量が増えた。今までは子どものことなどの業務連絡みたいで、今日あった出来事などは話さなかった。お互い話すようになって、頼られることも増え、私がありがとうが言えるようになると、妻からもありがとうと言われるようになった。朝丁寧に挨拶していると、相手を尊敬したり、感謝したりする念が心からフワッと出てくるのを感じている。

 

会長挨拶、今日の栞の輪読で、「今日を取り逃がす人は一生を取り逃がす人」とあったが、私は今日を取り逃がす人になりたくない。ラグビー日本代表のユニフォームを着て士気を高めてきましたとのこと。

 

初参加者から一言の様子。

 

会員スピーチは、坂本副事務長。昨年、脳出血で倒れて今年の１月から復帰した。その間、何が自分に足りないのか、何を勉強したのかと色々考えました。倫理は活動は一生懸命していたが、実践は真剣に取り組んでいなかったと思った。特に気づいたのは家族のこと。妻と母、子ども３人と愛犬がいるが、特に子どもとの関係が希薄だったんじゃないかと感じた。今も妻と喧嘩をしていて、多分今夜が修羅場。まずは足元を固める実践をしていきます、とのこと。

 

本日は45名のご出席をいただきました。ご参加いただきました皆様、早朝より誠にありがとうございます。

 

以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太（有限会社CAM建築設計事務所）がお送りいたしました。

また来週、サイナラ～。

 

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