熊本県倫理法人会

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6月28

【やればできる】熊本市南 経営者モーニングセミナー

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講話者:熊本市倫理法人会 広報委員リーダー 株式会社ユニバーサリー 代表取締役 中川博文 氏

テーマ:「ダメダメ二代目社長からの脱却」

2023年6月27日(火)、第513回経営者モーニングセミナーが開催されました。

 

本日は、熊本市倫理法人会幹事の中川氏をお迎えしての経営者モーニングセミナー。2代目社長を就任して、-2,000万超の大赤字に。何の解決策も無かったが、そこからようやく動きだして、翌年は1,300万円の黒字、その翌年は800万円の黒字、1,000万円のキャッシュを貯めたとのこと。そんな中川氏の人生を語っていただきました。

 

恩師の言葉を思い出す

ものづくりが好きな少年時代、中学校はテニス部。高校に入って、通学途中に突如柔道部に入部したくなり、周りの反対を押し切って入部。当時監督のマツオカ先生はとても厳しかったが、柔道をやめることはなかった。マツオカ先生がよく指導していた言葉に「どんなことがあっても絶対死ぬな、死んだら全て終わる」とよく言っていた。私は覚悟を持って前に進めと解釈していた。名古屋で車業界の仕事をし、体を壊したことをキッカケに本田宗一郎さんや松下幸之助さんの本に刺激を受け、30歳で退社。電気設備会社を経営していた父からあるプラスチック部品のことで相談されたことをキッカケに父の会社へ入社。8か月後には父から社長を交代。これまでと同じように出社し、これまでと同じように回していたし、自分がわからない部分は社員に丸投げだった。それでもちょっと黒字が出て、この会社はこのままでいいよねと思っていた矢先のリーマンショック。最初は影響が無いと高を括っていたが、徐々に影響が出始めて、2,500万円の赤字に。正直ビビったし、加えて何の解決策も用意していなかったし、打てなかった。栞で言うならば「運命自招」。本当に仕事を脇から見ていただけだった。私には何が足りないのだろうと思っていたころに、マツオカ先生の言葉を思い出し、覚悟を持って前に進もうと思った。

 

覚悟と愛情と勇気

経営の本をたくさん読んだ。毎日朝5時から夜遅くまで働いた。色々調べたらクレーム対応のひどさに目が付き、クレームで200万円請求できなくなったこともあった。博多に出張に行った時、昼食にパスタを頼んだが、時間が無くて2口食べてお店を後にした。すると、店員さんが追っかけてきて、何か失礼がございましたでしょうかと問いかけてくる。いえいえ、全部食べたかったんですけど時間が無くてと答えた。何かお客様に失礼があったのかと思って声をかけたとのことで、私はすごい勇気だなと感心した。同時にこれだと思った。今までお客様の懐に勇気を持って飛び込んだことはなかった。20件あったクレームをゼロにすることを目標にした。お客様の本音を聞いて、誠意を持って対応するようにした。詳しく状況を書いて、朝礼で共有したりもした。クレームはみんなが嫌なものだったので、会社全体で取り組めた。結果クレームはゼロになり、他の業務にも好影響を与えて、9,000万円のキャッシュフローをつくりだすことができた。儲かりすぎて税務調査が入ったが追徴課税は無かった。これも「運命自招」、やればできる。全てを背負う「覚悟」と、社員への「愛情」、懐に飛び込む「勇気」、この3つがあれば乗り越えられる。

 

会長挨拶、この歌を歌うのもあと8回ぐらいですね、とのこと。

 

初参加者から一言。

 

会員スピーチは渡邊会員。両親を早く亡くしたこともあって、毎朝毎夜仏壇に手を合わせている。子どもも真似をする。ちょっと古いと思われるかもしれないが、墓を磨くとか水をかけるとか講話で聴くので、自分がやっていることが間違いではないのかなと再認識させられる。学んできたことの答え合わせの場のような気持ちで通っていますとのこと。

 

本日は41名のご出席をいただきました。ご参加いただきました皆様、早朝より誠にありがとうございます。

 

以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有限会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。

また来週、サイナラ~。

 

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