熊本県倫理法人会

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4月26

【水俣芦北】伊波啓太・熊本市託麻会長がMS講話

熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー
令和5年4月26日のモーニングセミナー(MS)では、熊本市託麻倫理法人会 伊波啓太・会長((有)アルファシステムサービス代表取締役)が「人生の変え方~実践編~」をテーマに講話を行いました。倫理法人会との出会い、その後学び実践したことを通して、自己変革することの喜びを約40分熱く語っていただきました。以下は、講話の抜粋です。
・昭和52年6月28日生まれ、45歳。会社は、防犯カメラ、入退室管理機器、電気錠などセキュリティ機器のシステム構築などを行っている。父が起業して3年前に事業を継承し、父と一緒に家族経営をしている。
・父は職人気質で、仕事や礼儀でも厳しい人でした。私は、自分の進路を決められない自分でした。高校を卒業してから1年間、アメリカに語学留学。帰国してから父が紹介してくれた消防設備の会社に入社し、安定した生活をしていました。
・技術的な仕事なので人と話すことはあまりなく、マイペースで働いていた。36歳の時、仕事で大けがをした。天井裏から落ちてしまった。その時は平静を装ったが、擦り傷や切り傷が至るところにあり、後から体中に痛みが出て来て苦しかった。
・その時、初めて自分の人生について真剣に考え始めた。また事故を起こした際家族を養っていけるだろうかという不安が生じた。消耗品で終わってしまうのではないか。このままではいけない。
・このころ、倫理法人会に出会う。友人がフェイスブックに紹介していた経営者MSが「参加費無料」と書いてあったので、熊本市倫理法人会のMSに参加してみた。最初、場違いかと思いましたが、早朝から経営者の方たちが一心不乱に学んでいるのをみて、とても新鮮でした。また回数を重ねているのを見て何かある、間違いないと確信して、毎週通うようになった。
・私は、自分を変えようとしていた。会社ではネガティブな意見が多く、自分を良くしようという人と関わっていったら変われると思った。会社の社長に話したら、「自分も熊本市託麻倫理法人会の会員である」と言われてびっくりした。それからは、熊本市と託麻倫理法人会のMSに週2回参加するようになった。
・MSは毎回とても興味深かった。社長の失敗談が多くとても親しみがわいた。会社も社会も人間で成り立っているのだと気づいた。
・2016年4月、熊本地震が発生した時は、倫理を学び始めて1年くらい経過していた。自分にできることは何かを考えた。みんなが混乱している中、「大丈夫ですか?」と声を掛け合い、社会に思いやりの空気が流れていた。
・ごみ収集所に山のようなごみが集まり、道路にごみがはみ出していた。その時、「僕ができることはここだ!」と思った。工具をいっぱい持っていたのでタンスを電動のこぎりで解体して種類別に片付けた。1週間くらい続けていたら、とても褒められた。自分の力が社会のために役だったと実感した。自分の力で人のために役立つことができると確信した。
・それから会社を辞めて、父の会社に入社した。10年前とは全く状況が変わった。自分の人生を自分の思うとおりに変えられると思うようになった。倫理法人会は、自己革新であり、他人を変える学びではなく、自分を変える学びである。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。