【倫理を活かす】熊本市南 経営者モーニングセミナー
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講話者:水前寺倫理法人会 会長 有限会社日進塗工 代表取締役 市原功一朗 氏
テーマ:「倫理経営ってすごい」
2023年4月11日(火)、第503回経営者モーニングセミナーが開催されました。
本日は、水前寺倫理法人会の市原会長をお招きしての経営者モーニングセミナー。青春時代の全てを捧げたパチンコ。どうしようもない自分を無理やり就職させた父、夢を追いかける中体調を崩し、結局今があるのは両親や周りの人の支えあってこそということに、倫理法人会の学びを通し気づき、今は倫理を経営に活かし、より良い会社にすべく奮闘している。そんな、市原会長の講話は、いかに「素直」であるかが大事かを思わせてくれる講話となりました。
パニックゾーンが人を成長させる
私は幼少の頃、耳が悪いのではないかと疑われるくらい言葉を発さない子どもだった。自分が人前で話せるようになったキッカケは、野球部に入ったこと。県内でも有数のチームだった。その頃は、試合がある度に、近くの公民館で監督・コーチ・保護者で酒盛りしながら、今日の試合をあーだこーだ言う機会があり、その度に「度胸付け」と称して部員は皆の前で歌を歌わせる。自分は最初泣きながら何もできなかったが、ある人が助け船を出してくれて「学校の校歌なら歌えるだろう」と校歌を歌った。試合の度に歌わされ、不思議なもんでずっと歌っていると度胸がついてくる。終いには、歌番組を見ながら次は何を歌おうかと考えるようにまでなった。人が成長する時は「コンフォートゾーン」から「ストレッチゾーン」や「パニックゾーン」に移った時だと聞いた。私のこの歌を歌う経験は「パニックゾーン」で、かなりストレスはかかったが、おかげで成長できて、人前で話すことができるようになった。先日パニックになった話。合同役員会で髙見会長が今期の決意表明を語っている最中、隣の席の人から次は市原会長の番だよと告げられ、次第を把握していなかった私はパニックになり、教えてもらった後の記憶は無い(笑)。準備することが大事だということを痛感し、油断してはいけないなと思った。倫理法人会は、いきなり感想を求められたりすることが多くあり、いつでも自分が感想を述べるつもりで人の話を聞くと、聞く姿勢が変わる。
人生を振り返るとそこには両親が
青春は全てパチンコに注いだ。父は団塊の世代で厳しく、そんな私に勝手に就職を決めてきて、塗装会社の営業の仕事に就くことになった。3ヵ月目で上司と取っ組み合いの喧嘩をして退職。このことがキッカケで父とは決別。当時、料理の鉄人がテレビで放送されていたこともあり、料理人になろうとホテルキャッスルに就職。昔のクセが抜けずに、毎晩夜のパトロールに出かけていた(笑)。もう不自然の塊だった。今考えても必ず苦難が来るタイミングだと思う。そう、疾病信号。スープの仕込み中に腰がバツーンと音を立て、急性椎間板ヘルニアに。3ヵ月の休職となった。料理人が3ヵ月現場を離れるということは、出世コースに乗れないことと同じ意味。当時、料理長を目指していた私は2ヵ月で退院したが、体が言うことをきかず泣く泣く断念した。父が、家業であれば融通が利くからとのことで、家業に戻ることにした。しかし、夢も諦めきれずに昼は嫌々家業を、夜はコックとして働いていたが、やはり体がもたず、体を休めようと思って父の会社で嫌々仕事をしていた。給料も少なく、今後どうなるんだろうと不安になり、ビジネス書などを読んだが何も変わらない。今思えば行動を変えてなかった。倫理法人会に誘われて、最初はとても気持ち悪かったけど(笑)、入会して3ヵ月で行った富士研で受けた「恩の遡源」のカリキュラムで自分の人生を振り返る。生まれた時、卒業した時、就職した時、結婚した時、自分以上に喜んでくれたり、支えたりしてくれたのは両親だったということに気づいた。父に対して手紙を書いて熊本に帰ると、以前より素直に働いている自分がいた。
個性を活かす
倫理を学んで、自分は磨かれているが、会社の利益に直結しているかと言われればそうではないことに気が付いた。会社が盛り上がるための自己革新、チャレンジや行動をしないといけないと思った。まずチラシを7万枚作って、1週間ずつ毎日違うところで新聞に折り込んだ。しかし、問い合わせは1件だけで、その1件も成約には至らなかった。つぎ込んだ資金は100万円、勉強代にしては余りにも大きすぎた。自分の経営センスの無さに愕然とした。後で聞いたが、チラシは定期的に撒くことで効果を発揮できるもので、集中して撒いてはいけなかった。倫理法人会にいて、村上元県会長や、大橋さん、山田さんなど、経営のセンスがあるな思う人がいる。講話を聞いてても次から次へと言葉が出てくる。自分の課題とか明確に見えてる人なんだろうなと思う。以前、村上さんにどうやったら普及ができるかを聞いた時、「全て栞に書いてあるよ」と教わった。自分の能力が低いだけだと思っていたけど、「尊己及人」に書いてあるとおり、自分の個性を伸ばし、それを人のために活かすことだと思った。以前、USJ再建や丸亀製麺を経営されていることで有名な森岡さんがテレビに出演されていて、バラエティーで活躍したアナウンサーが報道に行きたいという相談に対して、「なりたい自分となれる自分は違う、自分の個性を伸ばしましょう、バラエティー1択です」と言われ、倫理そのままじゃんと思ったことがある。自分のいい所は何だろうと思い、100個書き出してみようと思ったが、100個も出ない。自分のいいところは、「友達が多い」、「楽観的」、「意外と素直」だと思う。これを活かしてやっていこうと思う。
市原会長の応援に水前寺倫理法人会の皆様から多数のご参加をいただきました(スカイブルーのウインドブレーカー)。
会長挨拶、歌を歌うのも赤いジャケットも来ているのも自己革新のためとのこと。
初参加者の方々から、一言ずついただきました。
会員スピーチは、川口会員。キャンプが趣味で、家の近くにあった長迫木材にキャンプ用品ありますという看板を見て髙見会長に会った。朝から素晴らしい人たちとの出会いがあるから来なさいと言われ(笑)、自分を変えてみようかなと思って倫理法人会に参加。素晴らしい会だと思い、4回参加して入会した。入会して4ヵ月、自分が笑顔を出しても心から笑ってないことに気が付いた。倫理指導を受け、笑顔とハイの実践を行うことで、人との出会いが変わり、仕事も順調になっていった。講話は皆さんの経験談を聞くことができる。講話の一つ一つの言葉にヒントがあると思い、少しずつ実践していこうと思うとのこと。
本日は47名のご出席をいただきました。ご参加いただきました皆様、早朝より誠にありがとうございます。
以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有限会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。
また来週、サイナラ~。
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