熊本県倫理法人会

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3月09

【水俣芦北】木本順子・法人レクチャラーがMS講話

熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー

令和538日のモーニングセミナーでは、大分県速見倫理法人会 木本順子・法人レクチャラー((有)かもん代表取締役)が「苦難福門〝赤ねこと吉四六さん”『SSD精神ではっぴーかもん!』」をテーマに講話を行いました。苦難に遭遇しながらも赤ねことの出会いをきっかけに地域起こしに積極的に取り組んでいかれた行動力に頭が下がりました。以下は講話の抜粋です。

1949年生まれで母親に厳しく育てられた。母親の反対を押し切って結婚したが、20数年後離婚する。その後出身地の大分県臼杵市に戻り、新しい人生をスタート。人生一番つらい時は底だからと居直ることに。SSD精神;S(そや)S(さかい)D(どやちゅねん)で行動していった。

・少しお金があったので空き家を150万円で購入した。実はその家は持ち主が東京にいて、家賃35000円で借りられる物件だったことが後でわかる。だまされてしまった。

・臼杵市で喫茶店をしているとき、お客様から「臼杵は赤ねこだから」と聞いた。急ぎ図書館に行って赤ねこのことを調べる。すると臼杵には大手の会社が多くあり発展していることが分かる。赤ねこのことを悪く言われていたが、逆転の発想でかわいい赤ねこを作る事を思いつく。

・焼き物を作る所にいろいろ電話したが良い返事をもらえなかったので、滋賀県に住んでいる母親に連絡をとってみた。母親は頭が良くて器用な人だった。母は紙粘土でかわいい猫を作ってくれた。そして信楽(しがらき)の土で焼き物を作る人に出会い、信楽焼の赤ねこが出来ました。神棚を購入し、その中に赤ねこを入れて外に出しました。

・地元の臼杵ではあまり評価されなかったが、外から来た人や子供たちが応援してくれた。私は、いろいろ批判されても「やったもん勝ち」と思うことにした。それが良かった。

・近くの福良天満宮に奉納しようと思った。氏子総代さんにお話しして宮司さんに相談してみた。経営の問題もあり、いろいろあったが赤ねこを祀っていただくことになる。最近は神社が猫だらけの様相になっている。また、ご朱印状もできるようになった。

・そして、赤ねこを駅に持ち込んだり、商工会議所にも持って行った。それから赤ねこ祭りが始まり17回続いた。コロナでしばらく休んでいるが、今年は再開するかもしれない。

・私がこんなに明るくなったのは倫理のおかげです。人間不信に陥っていた時に、良い会があるからと言って入会を勧められた。「人に騙されやすいのは人間を見る目がないから、倫理を学びなさい」と言われた。

・平成153月に入会して21年になる。「親を大切にせぬような子は、何一つ満足にはできない」と万人幸福の栞第13条にあるが、確執していた母親と和解することができた。母の介護をしながら、倫理法人会の色々な人との出会いを通して、今の幸せな自分があると感謝しています。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。