【私の生き様】熊本市南 経営者モーニングセミナー
講話者:熊本市南倫理法人会 会員 メットライフ生命保険㈱ コンサルタント係長 岩﨑 航 氏
テーマ:「仕事と野球の二刀流」
2022年11月1日(火)、第482回 経営者モーニングセミナーが開催されました。
本日は、入会3ヵ月目にして初講話の当会会員、岩﨑氏のお話を拝聴いたしました。入会後即幹事(県辞令)、積極的で素直な爽やかスポーツマンの30歳。初講話にして既に手練れ。テストの点数は悪いが、小論文や面接にはめっぽう強い。高校野球では投手、球速やコントロールより人格で先発を勝ち取る、まさに人間味溢れるお人柄が溢れ、そして笑い溢れる、溢れるという単語が溢れる講話となりました。
野球日誌30冊で就職
小学校2年生の時に、当時オリックスのイチロー選手を見て野球を始める。小学校の頃の夢はイチロー選手のようにメジャーで活躍する野球選手。中学校で行った人生設計は、全国でも有名な野球の強豪校(大阪桐蔭や東海大相模等)に入ること。高卒ドラフトは考えることを忘れていて(笑)、大学は早稲田か慶応か東洋大学に進もうと思っていた。中学校の野球部は、自分と同じ熱量で野球に取り組む仲間がいなかったので、キャプテンだったけど退部し、リトルシニアへ。中学卒業時には、入学時に描いていた人生設計は下方修正されている(笑)。熊本商業に行きたいと思ったが学力が足りず断念。父から「大学まで行けるルートがある」との理由で文徳高校を進められ、入学。入学3日目にして人生設計はぶち壊され、更なる下方修正を余儀なくされた。レベルが高すぎて私は5番手ピッチャー。背番号がもらえればいいやと思っていた。自分も活躍したかったけど、皆が活躍するのも嬉しかった。当時から今の仕事の片鱗が伺えた。高校で尊敬できる先輩と出会った。黙々と練習をやる先輩だった。その先輩に金魚の糞のようにくっついて鍛えてもらった。その頃から誰よりも練習しようという気持ちになっていた。最上級生になって監督が変わった。新チームになって、朝練2時間前に行ってベンチを拭いて走ったり、下級生が先に帰るまでグラウンドに残ることを続けた。新しい監督は人格を重視する方で、私は実力は無かったけど、何度も先発のチャンスをもらえた。やっと結果が出た試合で完投間近で受けたピッチャーライナーが足に当たり骨折。それでもかばいながら練習をしたことによって肩や肘を故障し、それが長引いて高校野球は終わった。進路を決めないといけないが、相変わらず勉強は苦手で、学園大は無理、自衛隊も無理、就職しようと思ったところは給料が安いからやめておけと先生から止められた。先輩から電話がかかってきて、JAを受けてみないかとのこと。テストは学科3科目と小論文。あとから聞いたら、学科は点数がひどかったが、小論文だけで受かったとのこと(笑)。面接では、自分がつけていた野球日誌1年分計30冊風呂敷に包んでを持って行き、「これが私の生き様です」と言ってトンと起き、それで合格(笑)。野球を真剣にしてたから勝ち取れた就職試験でした。
いびつな三角形
学童野球の監督と文徳高校のピッチングコーチをしている。野球選手になりたかったけど、なれなかった。でもこういう生き方もあるんだと子どもたちに見せて行く義務があると思っている。私は野球に育てられた。今教えている子どもたちも野球で預かっている。保険屋さんでもしっかり稼いでいこうと思う。保険屋さんはたくさんいる。その中でどうやって突き抜けて行くか。私は成功するには『非常識さ』が必要だと思っている。大谷投手は二刀流という非常識に挑戦しているからこそ注目されるのだと思う。私自身が特徴のない選手だったのもあり、子どもたちには『いびつな三角形』でいいから、自分の特徴を伸ばしなさいと指導している。私の自己紹介で時間いっぱいになってしまった(笑)。
会長挨拶の後は、月に1回の会員さんの誕生日を祝う催し。
久しぶりの集合写真。北里初代会長をセンターにパシャリ。
本日は、34名のご出席をいただきました!
早朝よりご参加、誠にありがとうございます!
以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有限会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。
また来週、サイナラ~。