【水俣芦北】新庄昇・法人SVが講話「得るは捨つるにあり」
熊本県 水俣芦北倫理法人会モーニングセミナー
10月26日のモーニングセミナーでは、法人局 新庄昇・法人スーパーバイザー((株)トップ 会長)が、「得るは捨つるにあり」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。
・私は、1953年2月13日に熊本県で生まれ、高校を卒業してから滋賀県に住んでいます。人生はいいことばかりではない。山あり、谷ありで、お金が足りなくて眠れない日もありました。しかし、この仕事は何とかしたいと思ってやったことはなんとかなったし、気分がのらないでやったことはうまくいかなかった。
・69年間を振り返って、明朗な気持ちで一日一日を過ごしていくことが大事であり、マイナス言葉ばかりで生きていくと、そうなる。人生は思った通りになり、心の在り方で変えていけるものである。
・倫理法人会に入会して21年になります。倫理の最大のポイントは「苦難観」と思う。苦難は、朝起きた時から始まる。冬の寒い時、どうしようかと考える。思い切って起きてモーニングセミナーに行って良かったことを体験する。朝からクレームの電話が来た時に、ズルズル延ばさずに、すぐに対処すると即行の効果がある。
・苦難は自分で心の持ち方や生活態度を改めれば解決できることがある。「セブンアクト」は一つ一つ凄いことが書いてある。あいさつ一つでも実行すれば、人間関係を解決できる。
・倫理の「ハイ」は、半歩前、一歩前にでる「ハイ」である。積極性が相手に伝わる。
・「気づいたことは即行即止」について、私の体験。人前で話すことは嫌でした。「法人レクチャラー」を拝命していたが、毎回即行で講話を断っていた。そのうちに逃げていた自分に気づいた。できる、できないではなく、やるかやらないか。倫理を学んでいるのは、自分の成長の為であると気づいてから、即行で引き受けることにしました。「セブンアクト」だけでも実践するようになれば苦難はなくなるのではないか。
・友人の一人でラーメン店を経営している会員の話を紹介します。1店舗目で大成功しました。その後二人一緒に入社した社員が「さらに店を出しましょう」と提案して、2店舗目、3店舗目を出しました。凄いと思っていた。ところが彼ら二人が私の友人を「店を渡せ」と脅してハンコを押させた。あとで弁護士を立てて取り戻そうとしたが、2店舗目は返してもらったものの3店舗目は取り戻せない。確信犯だった。にっちもさっちもいかなくなり、酒におぼれ死ぬことも考えていたが、その時に私の所に来て倫理指導を受けた。
・私は、「全部相手のせいにしているけど、自分にも非があったのでは?」と聞いたら、友人は「心のスキがあった」ことを認めた。倫理指導は「捨てる」実践を指導しました。その後親先祖にも事の次第を報告に行くことで心がすっきりして、方向性が決まり前向きに動けるようになった。屋号もレシピも持って行かれたが、屋号捨て、新しい名前に変えて一からスタートした。捨てることは簡単ではない。後で彼の大苦難のときに支えてくれたパートナーに出会い、結婚することになりました。
・丸山敏雄創始者は、大苦難のときに陥った時、それまでのものを捨てられた。純粋倫理の基礎ができた。苦難は次へのステップである。それを乗り越えると自分が強くなる。自分が持っているものは、自分のものではありません。捨てた時幸福になります。「捨てる実践」が大事です。ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。