【倫理実践で得た幸せとは】熊本市南 経営者モーニングセミナー
講話者:熊本県倫理法人会 平野美佐子 研修委員長
テーマ:「栞が導く世界」
2022年10月4日(火)、第478回 経営者モーニングセミナーが開催されました。
本日は、水前寺倫理法人会の初代会長の任期を終えられ、今年から県の研修委員長の平野美佐子氏を講話者としてお迎えしました。平野氏に限らず、水前寺倫理法人会の方が講話に来られる際は、水前寺倫理法人会からの参加応援が多く、単会メンバーの仲の良さを感じます。今日は参加者の半分が水前寺倫理法人会の皆様でした。平野氏のお話は様々に直面する苦難を倫理実践で乗り越えてきたお話で、とても聞きごたえのあるものでした。いくつかピックアップしてお伝えいたします。
自転車操業が改善した実践
栞に「理屈なしに行ってください」と書いてある。実践の基本は7アクト。書いてあることは当たり前だが、なかなかできない。その中でも私ができていないと思ったのが即行即止。「気づいたらすぐする」ができていなかった。自転車操業中にできていなかったのが支払い。役員はどんどん連帯保証がかさんでいく。計3億ぐらいになっていた。色んな支払いを滞らせていた。払いたいけど払えない状況。お金が入ってくると、あっちから回してこっちから回しての繰り返し。倫理で「支払いはすぐに行う」という実践を聞いた。なんとかしていきたいという思いと共に、一生懸命、入ったお金を支払いに回していた。すると不思議と回るようになっていった。来月はもう無理だと思った矢先、電話一本で大きな案件が決まったりもした。理屈では説明できないが、きちんと支払いをし、すぐ処理する実践が形になってやってきたと思う。このような奇跡はいくつも体験した。
私なりの社長
主人が脳出血で突然倒れて、そのまま亡くなった。社員も私もどうしたらよいかわからなかった。経理で入社して主人のような営業力もないので、このまま会社を継続していく自信も無かった。生前主人が、スタッフに「自分に何かあったらお前と美佐子で会社を回せ」と言っていたことを知り、覚悟を決めた。覚悟を決めたら前しか向かない。覚悟は大事。私ができることを探した。社長にはいろんな形がある。私は環境を整えて社員さんが喜んで働いてもらうような会社にしようと思った。社員さんに喜んで働いてもらうことで、お客様や社会に貢献できると思った。働きやすいように会社をリフォームしたり、どんなことにも対応できるように士業のネットワークを構築したり。業界自体はとても複雑で難しくなってきた。今年になってから、管理している物件で孤独死が起きたり、火事が起きたり、大変なことが続いているが、社員さんが一生懸命尽くしてくれた。火事のオーナーさんから、公明不動産で良かったと言われた時は涙が出るくらいうれしかった。みんなが喜んで働いてくれている、そんな会社に育ってきてるなと感じている。
幸せの定義
栞に導かれた世界はどんな世界だったか。幸せになりたいと思って倫理法人会に関わり始めた。当時は「辛いことから逃れたい、楽になりたい」と思い、これができれば幸せになれると思っていた。しかし、水前寺倫理法人会の初代会長になり、新しい仲間ができ、こうやって講話をする際にはいつも同じ話しかしないのにたくさんの応援参加をいただき、こういうのが幸せなんだと。また、自分の幸せではなく、他人の幸せが自分の幸せであることにも気が付いた。仲間が増え、周りが華やかになった。倫理が築いてくれた幸せはとても心地が良いもの。これからもこの幸せを色々な人と共有していきます。
会長挨拶、「苦しくたって~♪」を熱唱。実は歌うのは恥ずかしいとのことでした(笑)。
本日は月に1回のお誕生日会。コーラス部隊も楽器が増えたりしています(笑)。
そして、水前寺倫理法人会の応援部隊の皆様。チームワークの良さが伝わってきますね。
本日は、47名のご出席をいただきました!Zoomでは3名のご参加でした!
早朝よりご参加、誠にありがとうございます!
以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太(有限会社CAM建築設計事務所)がお送りいたしました。
また来週、サイナラ~。